姿勢、骨盤を矯正し、インナーマッスルを使って身体の芯を作っていくことでバランスのとれた健康的な身体へと導く「ピラティス」。ボディシェイプ、代謝や柔軟性アップ、ケガの予防など多くの効果があるため、一般の人からアスリートまで幅広く取り入れられています。
最近は、大人だけでなく身体のバランスが崩れている子どもも多いようで、それはパフォーマンスだけでなくケガなどにも影響してきます。
今回は、おウチでも実践できるピラティスのメニューを、ジェフユナイテッド市原・千葉のFW深井正樹選手の奥様で、ピラティス・ヨガスタジオ「Studio ViBody」の代表、深井 康代さんに教えてもらいました。
深井選手も実際におウチで行なっているメニュー。撮影には深井選手にもご協力いただきました!
【基本姿勢】
(座り)
(仰向け)
座位では、骨盤を床に対して垂直に保ち、仰向けでは骨盤を床と平行に保ちます。肩が上がってこないように、肩甲骨をお尻の方向に向かって下げます。
下腹をへこます、おへそを背骨に向かって引き込み、下から引き上げる『スクープ』という動きがありますが、これがピラティスにおいての基本姿勢になります。運動するのが面倒な方や、あまり時間を取れない方でも、この下腹をへこます『スクープ』という動きを時々することをオススメします。続けていくとお腹周りのスッキリにつながります。
ピラティスでは、この『スクープ』の姿勢を、エクササイズ中もキープすることがポイントとなります。
【呼吸】
ピラティスでは胸式呼吸(ラテラル)が基本となります。お腹が膨らまないように注意しましょう。鼻から息を吸うときは、肋骨が左右、後ろ方向に広がるようチェック。口から吐く時もさらにお腹をへこますように吐き出します。
【骨盤調整】
取材・文・写真/石井宏美