本・書籍
2020年8月18日
カタノサッカークロニクル 片野坂知宏の挑戦
リーグ最少のチーム人件費。エースを引き抜かれても、研究・対策されても、次の一手を編み出し勝点を積み上げ、強豪を破りJ1残留。
J1優秀監督に輝いた大分トリニータ・片野坂知宏監督。番記者として4年間追い続けた著者が、監督の軌跡からその哲学・サッカー観・チームづくり、人柄をあぶり出す。
<目次>
●プロローグ
●第1章 戦術は緻密にして柔軟であるべし
まずは全体像を把握する/由来成分はリスク混じり/戦術は被せあいつつ育つもの/強くなる術は敗北にヒントあり/強気なバランスの整え方/リスペクトは勝利の大前提
●第2章 試練は粛々と乗り越えられる
守護神の苦悩/出んといてやられたら後悔する/言いなりに動くのは誰でも出来る/エースストライカーを抜かれて/やっぱり補強は大事
●第3章 いま、立ち返るべき場所
ウルトラセブンの奔走/僕らは僕らのサッカーで/派手さに欠けるが不可欠な面々/成長は足並みを揃えつつ
●第4章 目標達成へのマネジメント
目標とルーティン/参謀による抜かりなき準備/言葉は整理された思考の結晶だ/繰り返し伝えられるキーワード/バックアップメンバーの献身と憂愁/マネジメントの難易度/何をあきらめて何を得るか
●第5章 勝負のアヤを過たず決断すべし
はっきりするところははっきりする/言わずとも伝わる信頼関係/こだわりは貫くが固執はしない/天敵・ロティ―ナ/天敵が追ってきた
●第6章 愛すべき指揮官が愛されるチームを作る
ベンチには浅田飴を常備すること/有能な指揮官は実った首を垂れる/時折、あふれてしまうもの/指揮官を支えたキャプテンたち/指揮官の求めに応え続けるということ/バクスターも驚いた利き足の話/緻密さは粘り強さへと結実する
●エピローグ
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