親子でチャレンジ

2010年12月22日

【後編】10分あればすぐできる! サッカーに必要な"センス"を身につける

これは部屋の中でも楽しめるゲームです。部屋の中で行う場合はビーチボールなどの柔らかいボールを用意します。二人が、ひざ立ちの状態で向かい合ってスタート。一人がボールをフワリと投げ、もう一人はそれをヘディングで相手の方へ返していきます。ヘディングではね返したボールが相手方の後ろへ抜けたら一点です。自分の後ろにゴールがあるようなイメージです。ヘディングでのボールが返ってきたらヘディングでボールをブロック。ボールは常に頭に当てるルールで、手は使ってはいけません。床にコロコロとボールが転がってしまっても頭を使って相手方に返しましょう。遊んでいるうちに、ボールを頭で思い通りの場所へ飛ばすという、ヘディングの基礎が身についていきます。

Point!
部屋の中で行っても白熱するゲーム。相手の後ろへ、ヘディングでボールを返すか、時には強いボール、時にはワンバウンドで相手がブロックしづらいボールなど。様々なヘディングを試してみましょう

「真剣に遊ぶ」ことで身につくことも多い!

「楽しい」と感じるからこそ、次はどういう工夫をしよう?と、子どもは真剣に頭をひねるようになります。そんな気持ちを大切にするため、相手となる親も真剣に遊びましょう。ボールの扱いや、フェイントなどの動きは誰かに教わるというより、自分で工夫して「型」を見つけ、それを自分の技術にしていくものです。子どもの頃から様々な形でボールに親しむことは、サッカー上達の基本であり、親と子の楽しいコミュニケーションにもなっていきます。

リー・マンソン コーチ//
ナイキ エリート トレーニング・コーチ。スコットランドに生まれ、スコットランドリーグでプロ選手、コーチとして約20年の経験を持つ。技術面だけでなく、試合に近い状況、テンポのあるトレーニングで選手のモチベーションを上げ、サッカーに対する姿勢を変えさせる指導方法に定評がある。トータルフットボール株式会社取締役。著書に「ワールドクラス・トレーニングバイブル」(講談社)がある。
(PC版)http://totalfootball.co.jp/

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