親子でチャレンジ

2010年12月28日

【後編】メッシを目指せ! ターンを上手に決めるための、ドリブル練習メニュー

■チャレンジ04 ターンを上手に決める 

その4「切り返しターン・フェイクドリブル」

ルール
コーンCからドリブルスタート。コーンBに差し掛かったところでボールを切り返し、コーンCに戻ると見せかけて、もう一度切り返してコーンAに進む。

解説
「ポイントは、コーンBの前で切り返した後のプレーです。コーンCの方へ一歩進んだ瞬間にコーンAの方向へ切り返し、向きを変えます。一連の切り返しをスムーズに行うことを意識して、ドリブルをしてみてください。切り返しがうまくできるようになったら、ターンをした後にシザーズなどのフェイントを入れてみましょう。ターン&シザーズと2つのフェイントが入るので、実戦でも効果的に使うことができます」(村松コーチ)

☆親子でやる場合のポイント

ここで紹介した4つの練習は、公園や空き地などで簡単に行うことができます。コーンがなければ、空き缶などで代用するのもいいでしょう。親子でやる場合は、ドリブルをしている子どもの背後からお父さんが追いかけるなど、工夫しながらやってみてください。

ドリブル練習のコツは
「スピード」を意識すること!

最後に、村松コーチに練習の心構えを教えてもらいました。「ドリブルの練習をするときは、丁寧にゆっくりやるのではなく、スピードを上げて速くすることを心がけるといいと思います。速いドリブルができる選手は、スピードを落としてゆっくりとドリブルすることができます。しかし、その逆はなかなか難しいもの。緩急をつけることでフェイントにもなるので、スピードを意識してドリブルをしましょう。また、コーンを使ったドリブル練習の場合、実戦(敵の存在)をイメージすることが大切になります。小学校高学年になり、ある程度自分の意思でボールが扱えるようになったら、敵の存在をイメージしてドリブルをしてみてください。その際に、『オニごっこ』だと思ってドリブルをすると、敵の存在がイメージしやすいかもしれません。背後からオニが追いかけてくる、オニからどうやって逃げるか、またはかわすか。そうやって楽しみながら練習をするといいと思います」。

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