親子でチャレンジ
2011年1月15日
【後編】いつでも どこでも イメージトレーニングで実力発揮!
サッカーのレベルアップを目指す上で、欠かすことのできないのがイメージトレーニングです。今回は「子のメンタル、親のメンタル」が好評連載中のメンタルトレーニング・コンサルタント大儀見浩介さんに、イメージトレーニングの方法を教えてもらいました
■チャレンジ02 ベストプレーをイメージしてみよう
では、次のイメージトレーニングは「あなたが考えるベストのプレー」です。親子でそれぞれ自分が考えうる、最高のプレーをイメージしてみてください。親は自分がプレーをしている想定、子どもも同様です。時間は20秒です。準備はいいですか? それでは、ヨーイ、スタート。 はい、目を開けてください。ここで質問です。あなたのイメージした映像には、あなた以外の人が登場しましたか? 子どもがイメージした映像には子ども自身以外の人が登場していたでしょうか?
イメージすることは頭のなかで順序だてて、整理して、考えるということになります。このような準備をしておくことは、実際のプレー前に非常に有効です。
効果があるイメージトレーニングとは、限りなく現実に近いものです。試合中、選手の周りには相手や味方、レフェリー、サポーターなど、たくさんの人がいます。自分以外のものまで細かく、より現実に近いイメージを描くことが、効果的なイメージトレーニング法です。もし子どもが自分以外の要素をあまりうまくイメージできていないようであれば、段々と細かくイメージできるよう楽しくイメトレを続けてみてください。
この写真にはどれだけの情報が詰まっているでしょう。手前の白いユニフォームの選手を自分だと考えてください。敵の目線や表情。さらには、敵の重心がどちらにかたむいているか、ボールの位置はどうかなど。白いラインとの位置関係や、天候、ピッチの状態も重要な情報です。できるだけ細かい状況を事前にイメージしておくことで、本番でも冷静な対応が可能となるのです。