親子でチャレンジ
2011年2月12日
【後編】ハイボールに強くなろう! 親子でゴールキーピングあそび
遊び方
- 投げ役が「ハイッ」と合図をし、ボールを投げる
- GKは「ハイッ」の合図から、ボールが投げられる1秒程の間に、手前3つのコーンを素早く目でチェックし、走ってボールをキャッチ
※ボールの種類はニアサイド、中央、ファーサイドとランダムに変えてください。
解説
これはPKマークの辺りから、ゴールへと戻りながらキャッチする時に役立つ練習です。GKは常に前方へのボールに注意を払っていますが、左右にパスを振られ、クロスボールをあげられると、戻りながらボールをキャッチする場面も出てきます。 ポイントはクロスステップで足を運び、すばやく移動してボールの落下地点に入ることです。実際の試合ではゴール前に敵や味方が入り乱れています。 3つのコーンを人間にみたて、目視しながらゴール前の守備に戻る練習は状況把握のトレーニングになります。足を動かしながらすばやくコーンとゴールの位置を確認してください。
基礎とともに、実践に近い練習を取り入れること
今回、紹介した4つのトレーニングのうち、01~03は基礎を身につける練習、04は実戦に近いトレーニングです。基礎を習得するのは大事なことですが、そのトレーニングばかりではなく、チャレンジ04のような判断を伴うメニューも積極的に取り入れてください。
U-12などの小学生年代では、低学年で基礎を身に付け、高学年になると、応用力や判断力が必要なトレーニングを増やしていきます。そうすることで、中学生になったときに実戦で効果的なプレーを発揮しやすくなります。基礎のトレーニングは大切ですが、重要なのは身に付けた技術を試合で活かすこと。練習の時から実戦に近い状況を取り入れ、試合をイメージしながら練習しましょう!
望月康宏コーチ//
東海大一中時代に全国優勝を経験。大会優秀GKに選ばれる。大学卒業後、東海大学付属翔洋高等学校・中等部サッカー部を8年間指導し、現在は静岡、神奈川、千葉、東京を中心にGKの指導に励む。メンタルトレーニングコーチとしても活動しており、静岡県静岡市清庵地区トレセンでGK講習会を開くなど、幅広く活躍している。
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