親子でチャレンジ
2011年3月 9日
ゲームで育てる! 判断力を磨く!楽しいミニゲーム・メニュー
海外のサッカースタイルやワールドクラスのコーチング技術を、日本のコーチや選手たちに紹介している「トータルフットボール」。現在、ナイキジャパンの協力のもと、海外サッカーの育成事情に精通したコーチが関東・関西のクラブ、学校へ出向き、トップレベルの練習を無料で実践しています。
ウォーミングアップ、スキルトレーニング、少人数でのゲーム形式練習など、効果的でユニークなトレーニングの方法を知るリー・マンソン コーチに、親子で楽しめるゲーム形式のメニューを紹介してもらいました。
■ゲームは最良のコーチ!
「20年間ハイレベルなコーチングをプロとして経験してきましたが、ゲームが最良のコーチである、というのが私のモットーです。若い世代のプレーヤーにとって、ゲーム(試合)以上に良いものはありません。U12という年代では練習やスキルの上達もとても大事ですが、それ以降のサッカー人生において今、ボールに触れておくことがさらに重要になってきます。
ウォームアップ、いくつかのスキル練習を行なった後は、どういった形でゲームをしたらよいか見てみましょう。答えはいつも少人数での「ミニゲーム」の中にあります。それはなぜでしょう。
- 11対11のゲームよりボールに触れる機会も多く、さらにテクニックも磨かれる
- ボールに多く触れることで参加する実感がわき、楽しみながらプレーができ、ゴールの機会も増える
- 正しい判断力が身につく
- コーチにとって、プレーヤーをまとめやすい
- 狭いスペースで出来るので、準備しやすく手軽に出来る
- 早いテンポで行われるので11対11よりもプレーヤーの身体能力アップにもつながる
以上の理由から世界中のプロチームでトレーニングとしてミニゲームが頻繁に行われています。手軽にできるミニゲームをご紹介しましょう。
■チャレンジ01 スモール・サイド・フットボール
【準備】
- ピッチサイズは年齢に応じてつくる (例:U5-U7:40m x 30m、U8-U9:50m x 30m、U10-U12:60m x 40m)
- ゴールは3m x 2mのサイズを各サイドに用意する
- U5-7では3号サイズ、U8-1U2では4号サイズのボールを使用