親子でチャレンジ
2015年2月23日
「今日の料理おいしいね」その一言でやる気が湧いてきませんか?
「ジュニア年代のサッカー少年たちには、もっと自信を持ってプレーしてほしいです」
そう語るのは、サカイクが考える子育てを実践指導する『サカイクキャンプ』の高峯弘樹ヘッドコーチ。
指導者としてドイツに渡り、帰国してからは、高校や大学サッカーで子どもたちを育ててきたこれまでの経験から、自信を持つことでどれだけ人が成長するかを熟知しています。サッカーは技術・体・心が必要なスポーツです。人としての土台を作る、ジュニア世代だからこそ、技術の向上だけでなく、心の成長をサポートしたい。
『サカイクキャンプ』の特徴は、そこにあります。(取材・文 前田陽子)
■ほめられると自信がつくのは、大人も子どもも一緒
今日は、誰かにほめられましたか? 誰かをほめましたか?
人のステキなところを見つけたり、自分の何気ない行動を認めてもらえたりすると、なんだかいい気持ちになりますよね? 人をほめるということは、自分にも相手にもプラスなこと。でも、多忙な毎日の中で、コンスタントにほめるポイントを見つけるのは容易ではありません。特に自分の子どものこととなると、いいところより足りないところに目がいってしまいがちです。宿題ができていない、明日の支度ができていない、家事の手伝いをしてくれない……。すると「何でできないの?」「早くやりなさい!」とガミガミ言うことに。
そのとき、あなたはどんな気分ですか? 決していい気分ではありませんよね。怒ることは、言われるほうもつらいですが、言うほうもつらく、とても疲れるもの。わたしもたまに、怒りすぎて途中から何で怒っていたのかが分からなくなることもあります。でも、それでは、子どもも何が悪くて、どう直したらいいのかわかるはずはありません。
それよりも、ほめることに重点を置いてみませんか?
高峯ヘッドコーチは言います。
「男なんて、ぼくも含めて単純な生きものです。怒られたらやる気がなくなるけど、ちょっとでもほめられたらすぐに有頂天になる。お皿をきれいに洗ってくれたのね~、なんて言われたら毎日洗いますよ。任せとけって」。
誰でもほめられたらモチベーションが上がります。「今日の料理おいしいね」と言われたら、「明日もがんばって作ろう」と思えますよね。子どもたちも同じ。日々の生活の中でほめるポイントを見つけましょう。いいところを見つけて、ほめる。その割合を毎日少しずつ増やしていくことで、子どもの自信は蓄積していきます。
サカイクでもおなじみのしつもんメンタルトレーナーの藤代圭一さんも「成功したことではなく、チャレンジしたことをほめよう」と言っています。できたこと=結果を評価するのではなく、その過程をほめる。それができるのも、日々一緒に過ごしている親だからこそ。例えトライしたことが失敗に終わっても、チャレンジする方法が親の考えと異なっていても、見守りまずは過程を、成功したときには、その全部をほめる。そうすることで、気持ちが満たされ、自分を信じること=自信が付きます。
※学校生活にあわせた4月始まりカレンダー
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