もしかしたら、子どもに期待するがゆえに、子どものプレッシャーになってしまうような声掛けになってしまっている方もいるかもしれません。松本さんは、自分が指導を楽しむという視点から、どんなところに喜びを感じるかを話してくれました。

 

「子どもたち自身の力で良いプレーをしたり得点したときでしょうか。すごいと思います。仲間と一緒に喜びを味わえるところがすごく良いスポーツだと思います。

 

現在、１・２年生のスクール生でリーグ戦に参加しています。ヴェルディのいくつかのスクールから人を集めているので、子どもたちの中には試合で初めて会う子もいるんです。そんな子たちでもゴールを決めたらハイタッチして喜んだり、子どもたち同士で「あの子足速いよね」「ドリブル上手いよね」と気付く力もあって、低学年でもそんなことができるんだなと嬉しくなります。そういうのは見てて楽しいですね」

 

コーチであり父親でもある松本さんは、お子さんの成長にも楽しみを感じると言います。

 

「いまでは褒める指導がいいと言われていますが、もしかしたらもっと良い指導の方法があるかもしれません。ただ、どんな方法にしても、サッカーを楽しくプレーして、それを親やコーチと話してコミュニケーションをとって、またサッカーを楽しめる。その良いサイクルができればいいと思います」

 

コーチ、そして親として子どもの成長を見ていく楽しさを教えてくれた松本さん。次回は彼が考える声掛けの工夫や、最近の子どもたちの変化を語ってもらいます。

 

 

次回につづく＞＞

 

 

 

 

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