親子でチャレンジ
2015年11月25日
ゴールを奪うために!シュートを打てる"スペースをつかう"【いまさら聞けないマークを外す動き3】
「私たちもサッカーの基礎を学びたい」というお父さんお母さんの声がよく編集部に届きます。そこで、スペイン・バルセロナを中心に世界20か国で活動する指導者集団『サッカーサービス』のメソッドDVD『知のサッカー』をもとに、サッカー戦術の基礎を学べる企画を用意しました。第11回は“マークを外す動き”のポイント3です。ゴールを奪うためには、相手マークをはずしてシュートを打てるスペースを“つかう”ことが重要です。(構成・文 木之下潤)
■ゴールをとるために、マークを外す動きを最大限利用する
マークを外す動きを、もっとも有効活用すべきエリアはどこでしょうか?
それはゴールに近いエリアです。なぜなら、サッカーはゴールを奪い合うスポーツであり、マークを外す動きを活用するのもゴールをとるという目的のため。しかし、実際はゴールから離れたエリアで行われているシーンが多いはずです。
それはボールのあるエリアが試合の中心になるため、その時々の状況によって活用法が変わるからです。ただ、マークを外す動きをオフ・ザ・ボールのスキルの一つだと認識できれば、どんな状況においても優先順位が判断しやすくなります。
その優先順位は、ボールをゴールの枠内に一歩でも近づけることが基準になります。だからこそ、コーチは「まず、ボールを受けるときはDFの裏(背後)を狙いなさい」と教え、一歩でもボールを前進させるのです。それから、もう一つ理由があります。それはフィニッシュを目的としたマークを外す動きは、相手の守備ラインのバランスを崩す効果をもたらします。たとえ、フィニッシュができなくともその動きに合わせてマークがついていくので、守備陣形は乱せます。攻撃側としては次の仕掛けに対する伏線づくりにもなるのです。だからこそ、マークを外す動きはゴール前で行うほど有効に働くのです。
そこで、ゴールを奪うために“マークを外す動き”を有効活用するためには、まずどんなことを意識したらいいと思いますか?
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