親子でチャレンジ
2016年7月20日
サッカー合宿(キャンプ)に参加する子どもの親がチェックすべき5つのポイント
待ちに待った夏休みが始まりました。長期休暇は普段できないことに挑戦でき、スポーツの練習に打ち込むことができる期間です。
あなたのお子さんも、所属するサッカーチームの合宿や、サッカーキャンプに参加する予定があるのではないでしょうか。今回は、スポーツ先進国アメリカのある団体が打ち出した、スポーツキャンプに参加する子どものお父さんお母さんが守るべき5つのチェック項目を紹介します。(取材・文 スポーツライター・谷口輝世子)
■アメリカのスポーツキャンプで重要視されている5項目
アメリカでは一般的に日本よりも夏休み期間が長く、子どもたちもさまざまなサマーキャンプに出掛けます。スポーツキャンプには、日帰り形式で自宅から通うものもあれば、合宿形式のものもあります。海外のスポーツキャンプに参加する子どももいます。
アメリカでは子どものスポーツを考える団体やウェブサイトなどが、子どもをスポーツキャンプに送り出すにあたって、親がチェックするべきいくつかの項目を設けています。
1、主催している団体、民間事業者などは信頼できるかどのような基準で指導員を採用している、安全対策をホームページで確認したり、参加経験のある知人から話を聞いたりします。2、子どもの健康診断と予防接種の確認米国の学校では校医による健康診断がありません。子どもはかかりつけ医などで健康診断を受けます。健康診断を忘れていると運動部活動やサマーキャンプなどに参加できないことがあるので年に1度は健康診断を受けます。また、集団生活を送るスポーツキャンプに参加するときには、はしか、風疹、おたふくかぜ、破傷風などの予防接種を済ませておくべきだと言われています。3、熱中症、脱水症状の予防と知識子どもが参加するスポーツキャンプでは、喉の渇きを訴えたときに、すぐに水分補給ができるようになっているか。また、子ども自身が頭痛やめまい、吐き気などを感じたときに、キャンプの指導員に自分で訴えることができるか。米国では尿の色を見て脱水症状になっていないかどうかをチェックできるよう子どもたちにも教えています。4、日焼け止めの使用夏休みは日差しの強い日中の練習時間が増えます。米国スポーツ界では日焼け止めの使用を推奨しています。これも、子どもが自分で使用できるように事前に塗り方を練習しておくとよいかもしれません。5、ウェアとシューズやスパイクウェアは雨、暑さ、肌寒さなどに応じて、いくつかの種類を持っていくようにします。また、スポーツキャンプに参加するのだからと、用具を新調することがありますが、少なくともシューズやスパイクは普段から使い慣れたものを持参するようにします。新しいスパイクが足に合わず、キャンプ中に足を痛めたり、痛みを我慢したりして練習しているケースが多いと言われています。
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