親子でチャレンジ

2016年7月28日

夏休みに燃え尽き症候群になる⁉ サッカーばかりでなく家族の時間も大切に

■子どもが疲れているかどうか、見極めたい

先に述べたように米国の場合、夏休み中には家族で時間を過ごすことを見越して、全体練習の時間を抑えているチームが多いのです。その自由な時間をどのようにつかうかは各家庭の判断に任されています。うまくつかうことができれば、スポーツキャンプに参加しつつも、家族の時間を過ごすこともでき、遠くの親戚や友人に会うこともできます。
 
しかし、自由であるがゆえに個人間の競争が過熱することもあります。親が熱心に夏休み期間を利用したスポーツキャンプの予定を詰め込み過ぎているのならば、子どもは秋になったときそれほどスポーツすることに楽しみを感じられないバーンアウト(燃え尽き症候群)になっているかもしれませんし、オーバーユースによる痛みを抱えてしまうかもしれません。
 
親は積極的ではなくても、子どもがどうしても休みなくキャンプに参加したがる場合は、夏休みはスポーツも、それ以外のことも経験できる貴重な時間であることを話し合うしかなさそうです。
 
親が適切な活動量を考えて判断することはとても難しいことです。しかし、子どもが疲れているかどうかは見極めたいもの。疲れた状態で練習するとケガのリスクが高まると言われています。たとえ、前払いでスポーツキャンプにお金を払っていても、子どもが疲れていたら、思い切って休ませる決断もしなければいけません。
 

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