親子でチャレンジ

2017年4月 7日

ヨガで柔軟性や集中力UP! 子どもの練習に取り入れるときのポイントとは <保護者体験レポート1>

■しっかり息を吸うとエネルギーが活性化し、やる気が湧く

 
参加者たちはケン・ハラクマ氏の「1、2、3、4」のカウントにあわせて鼻で息を吸い、吐いていきます。一度終えたところで「ストップ」の声がかかりました。
 
「普通に鼻呼吸をすると、実は息を吸う量が足らないんですね。全力で鼻呼吸をする『吸うぞ!』という感じで思いっきりやってみてください。そうすることで交感神経が高まり、エネルギーが活性化します。そして『やるぞ!』という気持ちが湧き上がると同時に、自分を客観的に眺める意識を高めていきます。これは副交感神経なのですが、ヨガは交感神経と副交感神経の両方を同時に高めることができるんですね。落ちついて観察することをヨガでは"瞑想"と言い、しっかり何かに取り組む意識を"集中"と言いますが、瞑想と集中を自分で操ることができると、自身を制することができます。これがヨガの出発地点なんです」
 
鼻呼吸をすると、どちらかの鼻が詰まっていて、空気が通りにくいことがあります。そのときは、鼻の横に人差し指を添えて、外側に開くと鼻の穴が広がって鼻呼吸がしやすくなるそうです。
 
「左の鼻が通りやすい人、右の鼻が通りやすい人といると思いますが、普段の生活の中で通りにくい側の痛みが出やすかったり、ストレッチしづらかったりといったことがあります。それは、鼻が詰まっていることでエネルギーの流れが悪くなっているからなんですね。敏感になると『詰まっている鼻の側が動きづらいな』といったことがわかるようになってきます」
 

■落ち着きのない子どもにも効果がある

ケン・ハラクマ氏は「鼻呼吸をしてみて、気持ちの落ち着きを感じている人はいますか?」と問いかけます。

 
「鼻呼吸をしてリラックスをすると、2つのパターンに別れます。ひとつはリラックスして眠くなる人。夜寝る前はリラックスした方が良いので、寝付きの悪いお子さんはベッドの中で鼻呼吸をしてみると良いと思います。また、意識が敏感になって静かな気持ちになることがあります。これはストレスを取り除かれた状態です」
 
落ち着きがない、人の話を聞くのが苦手な子どもたちに、鼻呼吸を体験させるのは良い方法だと言えるでしょう。練習後など心を落ちつけたいとき、または夜寝る前など、鼻呼吸をしてみるのも良いかもしれません。
 
次回の記事でも、ヨガの様々なポーズを通じて、心と身体の能力向上について紹介します。
 
<第2回に続く>
 
 
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