親子でチャレンジ

2017年4月11日

サッカーに効果的なヨガの動きは「太陽礼拝」、身体が温まりストレッチ効果も!<保護者体験レポート3>

近年、ヨガに取り組むアスリートが増えています。サカイクは日本におけるアシュタンガヨガの第一人者であり、ヨガを日本に広めた人物として知られる、IYCインターナショナルヨガセンター主宰のケン・ハラクマ氏とともに、サッカーの指導者やトレーナー、サッカーをする子どもを持つ保護者に向けて「サッカー×ヨガ」のワークショップを実施しました。(取材・文:鈴木智之)
 
 

■ウォーミングアップに最適なのは「太陽礼拝」の動き

前回の記事では「身体の中心に意識を向ける」の重要性を紹介しました。最終回となる今回は、ヨガをサッカーに取り入れるときのおすすめのポーズや効果などをお伝えします。
 
ワークショップでは参加者の疑問について、ケン・ハラクマ氏が答える場面もありました。そこではジュニア年代を指導しているパパコーチから「サッカーの練習や試合前に、ウォーミングアップとしてできるヨガを教えてほしい」というリクエストが寄せられました。
 
ケン・ハラクマ氏は「すぐにできて身体が温まり、ストレッチ効果があるのが“完結的な太陽礼拝のポーズ”です」と説明。これはヨガの基本的なポーズで、全身を使うことでエネルギーを体中に行き渡らせることができるものだといいます。
 
「完結的な太陽礼拝のポーズは、背骨を伸ばす動き、前屈する動き、ツイスト、後屈、逆転など、全部が入っています。これをやれば、身体全身にエネルギーが行き渡ります。サッカーで必要な足首のストレッチもできますし、前屈をすることによってお尻と頭の血流も良くなり、背骨にエネルギーが通ります」
 
このポーズは、いわゆるダイナミックストレッチ(動的ストレッチ)によく似ていて、動きながら全身を伸縮させ、体を温めていくものです。股関節周りのストレッチにもなるので、サッカーにおいて非常に効果的な動きといえるでしょう。
 
次ページ:子どもたちは身体が固くて動かないのではない

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