運動能力
2011年7月31日
【コンディショニング第4回】少年サッカー、休息の勧め
第4回
■「積極的休養」と「消極的休養」その違いとは!?
みなさん、こんにちは。全国的に梅雨明け宣言が告げられ、いよいよ夏本番です。熱中症が多い、この時期。”暑い環境”に、まだ身体が慣れていない、この季節は、特に気をつけなければなりません。サッカー少年・少女の皆さんは、こまめな水分補給、指導者、お父さん・お母さんは練習時の安全管理に、充分、気をつけ下さい。
さて、「トータル・コンディショニング」連載の第4回は「休養」についてです。「休養」というと様々な捉え方がありますが、「トータル・コンディショニング」では「休養=疲れを癒す、除去する」と考えていきます。
まず、「休養」には「積極的休養」と「消極的休養」があります。 「積極的休養」とは「自ら積極的に身体を動かして疲労を取る」方法です。軽く身体を動かして、心身ともにリラックスさせるというものです。
■Jリーグチームも取り入れている、プールでの休養法
例えば、アメリカでは中学生以下までは、同じスポーツを1年を通して行うことをしません。夏は野球、冬はバスケットボールなどの組み合わせで、トータル的に運動能力を高めます。だから、NBA選手がメジャーで活躍するということも、多々見られるのです。
では、なぜ同じスポーツではなく、他種目にするのでしょうか? これはトータル的な運動能力開発以外に、「スポーツによる局部的疲労の回避」に最大の目的があります。局部的疲労は、結果的に「スポーツ障害」の元凶となります。