運動能力
2013年3月13日
サッカーだけでなく、複数のスポーツを浮気しながら楽しむことで運動能力が高まる
外で体を使って遊ぶことが少なくなっている子どもたち。運動も「学校の体育の時間だけ」という子が、小学校5年生で1割、女子は2割というデータがあるそうです。サッカーをしていれば、体力低下にはならないとは思います。けれど、サッカーは上手だけれど遠投などができないという子どももたくさん見られます。子どもの運動能力を高めるためには、いろいろな運動遊びを経験することがとても重要です。
■サッカーも、他のスポーツも楽しい!が基本
日本全国にある小学生を対象にしたスポーツ少年団。昭和37年にスタートした組織で、スポーツという文化を通じて、子どもの心や体を育成するということを目的に作られました。けれど、今はサッカーにしろ野球にしろ、勝つためや記録を出すことが目的の、競技をする組織になってきています。
そのため、少年団に所属している子どもたちは、サッカーならサッカー、野球なら野球だけというように単一のスポーツに打ち込み、試合での勝ち負けに一喜一憂しています。ひとつのスポーツに熱心に取り組むことは、とても素敵なことです。けれど、その根底に楽しいという思いがあることが不可欠。もし、お子さんが野球も楽しそう、水泳もやってみたい、バスケットも…と、サッカー以外のスポーツもやってみたいと思っているなら、どんどん参加させましょう。
■お父さん・お母さんも一緒になって運動することが大切
大人は子どもたちが楽しくスポーツや運動ができる環境を作らなければなりません。子どもの遊び場を増やすなど、すでにさまざまな取り組みを行っている自治体もありますが、私たち親ができること。それは、子どもと一緒に遊ぶということです。
遠くにボールが投げられなくても、ボールが上手に蹴れなくても、走るのが遅くても構いません。休日に公園で子どもと一緒に遊ぶだけでいいのです。特に小学校3年生くらいまでの子どもならなおさらです。鬼ごっこやかくれんぼ、缶蹴り、縄跳び、自転車…。休日ごとにお子さんと一緒にさまざまな遊びに挑戦してみてはいかがでしょう。
遊んでいるうちに自然に体力がつき、運動能力が向上されるはず。サッカーの練習とは異なる動きの中に、サッカーが上手になるヒントが隠されていますよ。
参考資料:学研「ママノート」
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