運動能力

2015年4月13日

【動画で解説】速く走るコツ!一歩目は小さく、足をつく位置は身体より後ろへ

■効率よく走ることで、一試合走り続けることができる!?

ただし、サッカーに疲労はつきもの。後半も終盤になれば「スタートダッシュの一歩目は小刻みに」と意識しながらプレーするのは難しくなります。
 
「ぼくも最近サッカーをプレーするようになって感じるのは、疲れているときに意識をしながらプレーするのは難しいということです。ハードラーとして現役時代、身体を追い込んで疲弊しているときは頭ではわかっていても動作に移行できなくなることがしばしばありました。サッカーでいうと、前半の動きに無駄があると後半に疲弊しやすくなってしまうのではないかと考えられるんです。効率の良い動きを身につけられれば、プロのサッカー選手も90分間、走り続けられるのではないかと思います」
 
そのためには日頃から、(頭から串が刺さっているのを折れないようなイメージをもって)正しい姿勢で効率よく走ることを意識するのがとても重要。
 
「チームでジョギングをするときにも、だらだらとなんとなくジョギングをするのではなく、正しい姿勢を意識しながら、つねにフォームの練習にする習慣をもちましょう。ぼく自身、陸上競技をこなすなかでフォームの修正に非常に時間がかかりました。ボールを使ったり、その他の練習も複合的にこなさないといけないサッカー選手には、フォームを矯正する時間はほとんどないでしょう。それだけに、日頃から正しい姿勢を意識しながら走ることで、無駄のない走りを習得することが重要なのです」
 

■走り方が理想的なサッカー選手はクリスティアーノ・ロナウド

ちなみに、姿勢がよくて効率よく走れているサッカー選手を秋本さんに尋ねてみると、代表例としてクリスティアーノ・ロナウドを挙げてくれました。日本人だと大久保嘉人選手の走り方が良いそうです。
 
「アスリートには、技術がなくても本来備わるフィジカルの強さで誤魔化せてしまう選手と、走る技術を高めて勝負する選手とに大きく分かれるのですが、ロナウドの走るときの技術は相当高いと感じました。そもそも足関節や足首が非常に強い選手なので、走っているときやドリブルをするときに“かかと”を地面につけていません。あのような素早いボールタッチは、べた足やかかとを踏んだステップでは絶対に不可能なんです。あれだけ身長が高いロナウドができるのは、技術的なポイントを押さえていないと相当難しいのですが、ロナウドの関係者に話を聞いたときには、ラダートレーニングの際の腕振りはめちゃくちゃだったそうです。僕の持論では腕の振りなどは走るときに大して影響があるものではなく、大事なのは身体のぶれない軸。ロナウドは無意識に正しい姿勢で走ったり、ドリブルをしたりする技術が非常に高いのだと思います。もしアドバイスができればもっと良くなる可能性もあるでしょうね」
 

今すぐできる!足が速くなる練習法
「5人の専門家が教える足が速くなるコツ」を無料配信!

サカイクに掲載された記事の中から、世界陸上メダリスト為末大さんをはじめ、5人のプロアスリートやトレーナーが教える足が速くなるコツをメルマガで配信!

※メールアドレスを入力して「メルマガに登録する」ボタンをクリックしてください。

※このメール配信はいつでも簡単に解除することが可能です。

 
【その他の足が速くなる記事はこちらから】
すぐに、誰でも、簡単に! 速く走るために大切な3つのポイント
最先端の技術で検証!サッカーで速く走るコツ
まだ運動会に間に合う! 速く走るために覚えたい3つのコツ
いつ、どこへ、どれくらいのスピードで?サッカーの理想の「走り」とは
【第1回】よりよいサッカー選手をめざすための正しい身体づくりとは?
【第2回】サッカーで速く走るためのカギは『地面反力』にある
【第3回】サッカー選手に必要なスピードが身につく!
お家で簡単!! 足が速くなる方法(1/3)
お家で簡単!! 足が速くなる方法(2/3)
お家で簡単!! 足が速くなる方法(3/3)
 

4月5月は足が速くなる系記事も続々届く!サカイクメルマガに登録しよう!

※メールアドレスを入力して「登録」ボタンをクリックしてください。

メールアドレス

前へ 1  2

関連記事

関連記事一覧へ