健康と食育

2011年6月21日

子どもたちと成長痛(オスグッド)

症状が悪化すると、足を使わないようにギブスで固定することや、松葉づえを使用すること、最終的な判断で手術などということも考えられますが、まずは、ドクターに診察してもらいましょう。現在は医療も進み、すぐにレントゲンやMRIを撮ることができます。その上で、成長痛(オスグッド)がどのような状態になっているのか診てもらい、把握することが大事です。本当に症状が悪いときには、ドクターの判断で、骨に刺激を与えるようなこともありますが、(発症した)その時に適切な処置をしていれば、その後の競技生活に大きな影響ができることも少なくなります」

白木仁//

しらきひとし
筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学専攻教授。筑波大学体育専門学群卒業後、大学院への進学とともに、専門学校で柔道整復師の資格を取得。その後、トレーナーとしてプロ野球選手や、シンクロナイズドスイミングの日本代表、プロゴルファーなどトップアスリートをサポート。著書に『すぐにできるスポーツマッサージ』(成美堂出版)、『3日に1度で若返る! 超カンタン「関節体操」』 (講談社のお料理BOOK)などがある。

取材・文/サカイク編集部
写真/木舗虎雄(2011.5.5/チビリンピック決勝大会より)

【Next 6月22日更新】『オスグッドのケア法・予防法』>>

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