健康と食育
2011年7月21日
夏合宿の食事方法
■合宿でもバランスよく、食事をしましょう
合宿を楽しく、充実したものとするためには、食事をきちんと取ることが鉄則です。 好き嫌いをいわず、バランスのよい食事を心掛けましょう。特に気をつけたいポイントを、管理栄養士の今井愛先生に伺いました。
合宿では、バイキングの食事というところも多いでしょう。欲張ってお皿に取りすぎることがないように、バランス良く盛りつけます。好きなものばかり選ばず、野菜や果物は毎食必ず取るようにしましょう。
和定食などが朝食で出されるなら、牛乳などを別途、配布するといいでしょう。果物がメニューに含まれないなら、これも持参することをオススメします。
■お肉はしっかりと火を通すこと
合宿のイベントとしてバーベキューを行うところも多いと思います。 肉類はしっかりと中まで火を通します。 肉を並べていたお皿に残った肉汁には細菌が存在します。野菜は別皿に盛り付けるなど、準備の段階から気をつけましょう。
肉、魚、野菜と、使用する菜箸やトングは別々にします。 肉を扱うトングは、火の近くに置いておけば殺菌できるので、使わない間は火の近くに置いておくといいでしょう(割りばしなどは燃えないように気をつけましょう)。 焼いてしばらく経ってしまった具材は、食べる前にもう一度焼き直します(焼いた後、放置している食品は、時間が経つと細菌がまた付着して繁殖する恐れもあるので、焼き直すか処分しましょう)。
■食事のときはお水や麦茶を飲みましょう
スポーツドリンクは、スポーツをしている最中に飲むものなので、練習中の水分補給にはOKですが、食事中には向きません。食事のときにはお水や麦茶を飲むようにしましょう。
練習中の水分補給の基本はお水や麦茶です。但し、2時間近くになるスポーツでは電解質の入っているスポーツドリンクなどを熱中症予防の為に飲むことをお勧めします。スポーツドリンクは、体に入り込みやすい甘さで作られています。最近では体に浸透しやすいハイポトニック飲料(※)もあるので、取り入れてみてもいいと思います。