健康と食育

2011年7月22日

正しいお箸の持ち方(1/2)

夏休みに突入し、遠征や合宿など、大人数で食事をする機会が増えてくることだと思います。でも、少し注意をしてみると、食事のマナーが、意外にできていないもの。特にお箸を上手に使えない子どもたちを見かけます。そこで、サカイクでは日本の伝統文化ともいえる"お箸"に注目。日本の食文化を支えているお箸の製造・販売を行っている兵左衛門の広報を担当している吉田さんにお話を伺いました。 みなさん、お箸をちゃんと持てますか?

■お箸を正しく持つのは美しさから

なぜお箸を正しく持つ必要があるのでしょう――。現在、どんなに洋食を食する機会が多くなっても、日本人=お箸のイメージがついています。食事ができれば、どういう持ち方であっても構わないという考えもあるかもしれませんが、やはり美しく使うというのがマナーであり、日本人としてのアイデンティティーなのです。   元来、正しいお箸の持ち方は、親から子ども、または祖父母から孫へという形で口頭で伝承していくもので、実は「これが正しいお箸の持ち方です」という絵図での文献は残っていません。 ただ、日本人と同じように、お箸を使う文化のある中国、そして韓国の方々も同じような持ち方をしているので、これが正しい持ち方ではないかといわれています。  

■正しいお箸の持ち方

正しくお箸を持つにはいくつかのポイントがあります。まずは上のお箸を親指、人差し指、中指の3本で動かし、食べ物をはさんだりつまんだりします。その際に下のお箸は上(のお箸)に添えるような感じで動かすことはありません。

お箸を正しく持っていると思っているみなさんの中にも、上のお箸を親指と人差し指だけで持つ人や、薬指と小指が伸びてしまうことで、お箸の動く幅が狭まってしまうという方も見られます。見栄え的にも美しくないので、ぜひ気をつけて修正してみましょう。

■正しいお箸の取り方、3手順

  1. 右手で箸を取る
  2. 左手で箸を受ける
  3. 右手で正しい箸の持ち方に替える

1  2

関連記事

関連記事一覧へ