健康と食育

2013年7月11日

猛暑に負けない! 夏野菜をふんだんに使ったカレーやパスタで疲れを癒して栄養補給

 
練習のせいか暑さのせいか、いつもより食が進んでいない、冷たいお菓子ばかりでちゃんとした食事ができない、など夏に疲れがたまりやすい原因の一つは食事です。食べやすい麺類、甘い飲み物などに多く含まれるのは糖質。この糖質は体力回復に役立つ大事なエネルギー源ですが、それをサポートする栄養が不足していると、疲れたり、動きが鈍ったりしがち。その栄養を上手にとるための料理のヒントをまとめました。
 
 

■基本はバランスよく、偏らない食事を心がけて

練習や暑さで、特に疲れやすくなる夏のシーズン。夏の暑さで体力が奪われ、また冷たい飲み物をとりすぎて胃腸の機能が低下するなど、疲れにはさまざまな原因があります。そこでなるべく食べやすい料理を……と工夫している保護者の皆さんも多いのでは? ただし「これならとりあえず食べてくれるから」と麺類だけの食事や、冷たい料理ばかり続けるのは考えもの。その食事も疲れを助長しているかもしれません。
 
子どもの疲れを癒やし、体の成長を助けてくれるのは、やはりバランスのいい食事。3食すべてをバランスよくとるのは難しくても、1日の食事を総合して、トータルに必要な栄養素やカロリーなどを考えてみては?
 
 

■体力を回復させ、ストレスに強くなるビタミン類

練習後の栄養補給とは違い、それから2、3時間たってゆっくりと食べる夕食は、糖質やたんぱく質、その他の栄養素をバランスよくとって、体の回復を助けることが大事。糖質を含むのはご飯やパン、麺類など、たんぱく質なら肉や魚、大豆製品などが代表的な食品。その中でも糖質は体や頭の活動に使うエネルギーのもとになる物質で、体力の回復に役立ってくれます。ただしそれを体内で利用できるエネルギーに変えるためには、サポート役となるビタミン類がカギなのです。
 
例えばビタミンB1は、糖質を効率的にエネルギーに変える働きをサポートしてくれます。またビタミンCは体の抵抗力を高め、ストレスから守ってくれるほか、体を丈夫にするために働くたんぱく質を作るときに欠かせません。ビタミンB1を多く含むのは、豚肉、豆類、そして旬の夏野菜など。ビタミンCもトマトをはじめとする野菜に多く含まれています。糖質とたんぱく質に、野菜や大豆製品などビタミンを多く含む食品をプラスして、夏の疲れに負けない体をつくる食事でお子さんを応援しましょう。
 

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