健康と食育
2013年8月13日
夏バテにオススメ!モロヘイヤでしっかりと栄養補給
猛暑のピークは過ぎたようですが、日差しが照りつけ、お盆期間中は全国的に厳しい暑さが継続するそうです。そんな中、お子さんや保護者の皆さんは「夏バテ」になっていたりしませんか? 屋内と屋外の温度差、暑さによる食欲不振や体力低下、睡眠不足によって起きる「夏バテ」。倦怠感や思考力の低下、食欲不振、下痢、頭痛など、さまざまな症状が現れます。
今回は暑い毎日でも元気に過ごせるように、夏バテを吹き飛ばすモロヘイヤの栄養と料理についてご紹介します。
■クレオパトラも大好きだった??? エジプト生まれのモロヘイヤ
ほうれん草を上回る栄養価を持つ、モロヘイヤ。エジプトを中心とする中近東で栽培され、アラビア語で「王様の食べる野菜」という意味があります。どんな薬を飲んでも治らない重病の王様が、モロヘイヤスープを飲んで治ったとか。古代エジプトでは、王族以外は食用が禁じられていたという話も残っています。
日本で食べられるようになったのは、意外にも1980年代になってから。今では日本各地で栽培され、スーパーなどでも気軽に手に入ります。
モロヘイヤの特徴は豊かな栄養素と、ネバネバとした食感です。胃に優しく消化も良いので、夏バテで弱った胃にぴったりな食材です。
<モロヘイヤの栄養>
・食物繊維 腸の機能を活発に刺激。腸内を調える。
・カロチン にんじんの1.5倍、ほうれん草の3.5倍。皮膚を健康に保つ。
・ビタミンB1 炭水化物をエネルギーに変える。疲労回復に大切な栄養素。
・ビタミンB2 脂肪をエネルギーに変える。脂肪の代謝を活発に。
・ビタミンC シミ、ソバカスを防ぎ、皮膚を活性化させる。
・ミネラル カリウム・カルシウム・鉄などのミネラルが豊富。
■お浸し、天ぷら、炒め物、スープでも◎
モロヘイヤを購入するときは、葉の緑が濃く張りがあり、葉先や茎の切り口が黒っぽく変色していないものを選びます。鮮度が落ちると茎などが固くなるので、買ったその日のうちに食べましょう。
どうしても保存するときは、さっと茹でてよく水切りをして、冷蔵か冷凍で保存します。
青菜なので、お浸しや和え物、みそ汁の具、天ぷらなどがおすすめです。ビタミンCは熱に弱いので、手早く調理を。
<おすすめ料理>
・モロヘイヤとツナのお浸し・ゴマ和え
・モロヘイヤ納豆
・モロヘイヤの天ぷら
・そうめんや冷やしうどんのつけ汁
・モロヘイヤの卵とじスープ
・モロヘイヤ入りカレー
・モロヘイヤの卵炒め
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