健康と食育
2015年7月 7日
元ベイスターズトレーナー直伝!家庭でできる簡単疲労チェック法【プロから学ぶ疲労回復と夏バテ対策1】
■疲れにくい身体づくりにはげむことも夏バテ対策の一つ!
――これまでは『回復』に焦点を当てました。一方で、強化をはかり、疲れにくい体をつくるという別の考え方もできます。そういう点では、日頃からどんなトレーニング、また心がけをしたらいいのでしょうか。
「考え方としては2つあります。一つは正しい動きをすること。たとえば、ウォーミングアップの走る動作で説明すると、“いつも通り脚は上がっているのか”“歩幅はいつも通りか”など、自分が感じる“今日はいい調子だ”と思える動きを実践できているかどうかが重要です。まわりからも“おかしくない。いい感じだね”と見られる動きかどうかがバロメーターです。もし何かトラブルを抱えた場合、自分にとってはぎこちない動きだったり、違和感を覚えたりするはずなので、その動作は自分にとって正しくはないのです。どんな動作でも自分にとって無理のない動きが正しい動作なので、その動きをすることが疲労を軽減することにつながります」
――自分にとって無理のない動作が正しい動きなんですね。それからもう一つの考えというのは?
「もう一つはトレーニングで体に負荷をかけて鍛えることです。当然のことですが、負荷をかけるその目的を知ることに意味があります。つまり、体づくりの目的は試合に耐えうるだけの身体的な強度を高めること。これは個人差がありますし、所属するチームのレベル、また戦い方によっても異なります。そして、年齢を含め、様々な条件によっても違います。しかし、クラブの練習にしっかりついていくためには私生活が大事になります。それは先ほどお話したお風呂、また食事など普段から正しい生活を送ることだということです」
――では、食事の面で疲労回復を考えた場合、試合直後に有効なものはありますか?
「まずはエネルギー源である糖質を補うことです。タイミングで言えば、試合終了から45分以内。日頃から心がけてほしいのは、ジュニア世代は成長期なのでタンパク質を摂ってください。体作りには重要な栄養素です。最近はサプリメントも一般化されましたが、あくまでも栄養補助食品なので、食事と合わせて摂取することが基本です。また疲れたときは、よく酸っぱいものとを、と耳にします。梅干しやレモン、グレープフルーツがそういったものになると思いますが、疲労回復を助けるものですので、こちらも組み合わせを考慮して食べ物と一緒に摂るのが有効です」
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