健康と食育
2019年4月24日
中澤佑二も実践していた栄養補給法。オレンジジュースが運動時に最適な理由
オレンジが、スポーツ時の体が必要としている栄養素をバランスよく含んでいる果物だということをご存じでしょうか。オレンジジュースの効果にいち早く気づき、栄養補給に取り入れていた元サッカー日本代表の中澤佑二さんが、栄養士の大滝千香子さんとともにその魅力に迫ります。
■成長期のバランスのいい食事がすべてのベースに
大滝「中澤さんは、いつから栄養について意識しはじめたのですか?」
中澤「中学生くらいですね。とはいえ、まだ子どもなので意識するといっても大したことではなかったですよ。練習後にお菓子や菓子パンを食べて、"お腹がいっぱいでご飯が食べれない"って事がないように気をつけてました。ご飯をしっかり食べて魚や野菜、フルーツもバランスよく食べよう。というくらいですね」
大滝「親御さんもバランスの取れた食事をつくってくださっていたんですね」
中澤「母はとにかく大量に食事を作ってくれていましたね。当時の練習は特に走ってばかりだったので、とにかくエネルギーを消費するんですよ。だから冷蔵庫にあるものをかたっぱしから使うくらいの勢いで大量のご飯を用意してくれていたと思います。当時は"飯!早く!"みたいなこと言ってましたけど、今思うと両親とも働いているなかで本当に一生懸命作ってくれていたんだなと思いますね」
大滝「私もよくお子さんがスポーツをしているという親御さんから相談を受けますが、忙しいなかでどうやって品数を増やせばいいんだろうという悩みはやっぱり多いですね」
中澤「いつもたくさんの種類があるというわけではなかったですけどね。時間がないときはカレーに肉も野菜も全部入れて一皿、というのも多かったですよ」
大滝「そう、それでいいんですよ。そんなに品数を増やす必要はなくて、中澤さんのお母さまのように、冷蔵庫を空にするような意識で料理をしていれば、おのずと多くの栄養素が入りますから。今は缶詰も増えていますし、そういったものを活用しながら作っていけば大丈夫ですよ、とお話しています」
中澤「日本代表の合宿でも試合後はカレーですからね。スープなんかもよさそうですよね。それも具だくさんで」
大滝「家族の中でも家を出る時間が違いますし、大鍋から各自が取り分けられるスープはとてもおすすめです。子どものころから自分で食べるという習慣を身に着けるのが大事ですね」
中澤「あとはね、親が一生懸命つくったご飯なら子どもは食べると思います」
大滝「そうですね。やはり子どもの頃から自分で栄養管理をするのは難しいと思いますから、まずはお家でいろんな食材が入ったお料理を出してあげる。それを食べていくうちに、自然と食習慣が身につくのだと思います」
■プロ入り後さらに高まった栄養への意識とオレンジジュースとの出会い
大滝「プロになると、食事への意識はまた変わりましたか?」
中澤「変わりましたね。マリノスには栄養士がついていたので、その方のメニューを参考にしながらこういうものを食べればいいんだ、という知識をつけていきました。チームの食事ではメインのおかず以外に小鉢がたくさん出るんですよ。できる限り家でも揃えようとしていましたが、一人暮らしの頃は難しかったので、それに近い料理が出てくるお店を探すところからスタートでしたね。定食屋さんを回って、小鉢がどれくらい出てくるかな?って」
大滝「実際に口にする食事から学ばれたんですね」
中澤「初めてスーパーで成分表示とか見ましたよ。脂質がどれくらい、とか。バラ肉やカルビよりロースがいいらしいぞ、とかね。その頃から栄養士さんにいろいろと質問をして、疲労回復のため、けが予防のためにと体にいいことは何でもトライし始めました」
大滝「それができるというのが、ここまでご活躍された理由の1つだと思いますよ」
中澤「当時はネットとかないので、本屋に行って分厚い栄養素の本を読んでました」
大滝「食品の成分や絵が入っているやつですね。栄養士でも、もうなかなか開かないくらいの(笑)」
中澤「細かいところまではわからなかったけど、調べるのは楽しかったですね。トマトはリコピンか、なるほどって」
大滝「今は逆に情報が多すぎて、調べるのも大変ですよね。サプリメントもたくさんありますし。当時はクエン酸やアミノ酸っていうようなものがようやく認知されて、少しずつ売られ始めてきたころじゃないですか」
中澤「そうそう。疲労回復にはクエン酸と言われて調べたら、梅酒に入っていると書いてあったんですよね。梅酒は飲めないなと思っていたら、オレンジジュースでも摂れると知って、そこからずっと飲むようにしてました」
大滝「クラブハウスなどに置いてあったんですか?」
中澤「スポーツドリンクは置いてありますが、オレンジジュースはシーズンによって置いてあったりなかったりしていたので自腹で(笑)。僕は甘さが強いのがあまり好きではなくて。ビタミンも摂れますし」
大滝「選び方にこだわりはあったんですか?」
中澤「人工的で自然じゃないものが入っているのが嫌だったので、100%ジュースを選んでいました。ただ、濃いので運動後は少し喉につかえたりして飲みにくいっていう選手もいましたね。でも当時はジュースの種類も多くなかったから選択肢がなくて」
■最後の1秒まで力を出し切るための栄養素
中澤「大滝さんは普段、アスリートの方にどのような指導をされてるんですか?」
大滝「中澤さんがそうであったように、まずはご飯とおかずというバランスを基本にして、日々の運動パフォーマンスや体脂肪率などの数値で調整をしています。一度の食事量から一切れ減らす代わりに補食の回数を増やしたり、同じ競技の選手でも差が生まれますね」
中澤「僕もいろいろ試しましたけど、他の人がいいと言っていた食事が自分には合わないこともありました。続けてみて初めてわかることって多いですよね」
大滝「2週間でまず様子を見て、そこから調整を加えて1か月、2か月と落ち着くまで様子を見るので、自分に合う食事が見つかるまでには時間がかかりますよ」
中澤「プロみたいに節制するというよりは、バランス良くしっかりと食べる事が良いのかなと。食べるなら楽しく食べないとね」
大滝「私も基本的にはそれでいいと思っています。アスリートでもそうでない人も体の仕組みは同じなので、これはスポーツの強度に限ったことではないですね。その中で自分に合う食事の量を考えられるようになってほしいと思います」
中澤「それは自分にしか分からないことですよね」
大滝「運動量が多くても一度にたくさん食べられない子の場合は、おやつにおにぎりをもう1個食べるとか、それくらいならトライしやすいのではないでしょうか。運動中に炭水化物量が不足すると、エネルギー源となるグリコーゲンの貯蔵量も減ってしまいますから、持久系種目をする方には大事なポイントです」
中澤「あと一歩足が出るか、といった局面で差がつきますよね。」
■オレンジのおいしさあふれるスポーツ飲料!「バヤリーススポーツオレンジ」
中澤「バヤリーススポーツオレンジは、余計なものが入っていないんですね?さらっとしていて運動後でも飲みやすいし」
大滝「中澤さんが気にしていたクエン酸も入っていますね。」
中澤「現役の時に、これがあったらよかったなぁ。他の選手にも勧めていたと思いますよ」
大滝「バヤリーススポーツオレンジは、1本でちょうどおにぎり1個分くらいのカロリーになりますから、運動中・後の栄養補給にもちょうど良いですね」
中澤「本当だ。試合中は栄養補給の時間もあまりないので助かりますね。あと一歩足がでるか、といった局面で差がつきますよね。それでいて、余計なものが入っていないから、安心してたくさん飲めますし、サッカーをする子ども達にも勧めたいです」
【エネルギーを体内に蓄える仕組み】
グリコーゲンはスポーツ時などのエネルギー源として初めに使われる物質で、体内のグリコーゲン含量を増加させることにより運動可能な時間が延長され、疲労開始を遅らせることができるため、持久系種目においては有効と考えられています。運動後にグリコーゲンが枯渇した時にクエン酸を摂取すると、グリコーゲンの回復が早まるとされています。
「バヤリース スポーツオレンジ」は、太陽をたっぷり浴びたバレンシアオレンジを使用し、ビタミンC・B6、クエン酸、塩分を配合した運動時の水分補給に適したスポーツ飲料です。お子様が好むオレンジ味をベースとし、着色料、保存料不使用のため、日常の水分補給としてお楽しみいただけます。また、凍結対応のペットボトルを使用しているため、夏場の熱中症対策としてもおすすめです。
▼運動時の水分補給に適した糖質量を示すグラフ
出典:砂糖と健康~肝臓と筋肉の働きを高める砂糖の生理的役割~
バヤリーススポーツオレンジは7%の糖質を含んでいます。
商品発売に際し、女優でアスリートフードマイスターの資格を持つ高梨臨さんを起用し、"高梨臨おすすめレシピ"を、4月23日(火)から8月30日(金)までの期間で公開いたします。商品に貼付されているタッグシールに記載されているQRコードから、シークレットレシピをご確認いただけます。また、「バヤリース スポーツオレンジ」特設サイトでは、アスリートフードマイスターが考案した、おいしくて、スポーツを頑張る子どもたちが嬉しくなるレシピも無料でご紹介いたします。