インタビュー
2011年2月11日
【後編】"自分"を意識し、"個性"を確立する 高木善朗選手(東京ヴェルディ)
選手としてどういう心構えで練習や試合に挑めばいいのかについては、こう答えてくれました。
「ヴェルディのジュニアチームにしても皆上手い。でもそれは、パスや連携の巧さであることが多くて、一対一になった時に何人も抜いていける力をもっとつけた方がいいと思うんです。僕らがジュニアでやっていた頃よりも今はチームプレーに徹しすぎるきらいがある。自分ひとりで点を取ってくるんだというくらいの気持ちも必要です。自分をもっと出すということですね。じゃあ一対一で勝つには何が必要かと言えば、自分の得意なカタチを持つということだと思うんです。ボールを持っている場合は自分のやりたいようにやる、それで止められたら相手が上手い訳だし、仕方ない。大切なのは、相手がこう動いたから自分はどうするというのではなく、得意なことを相手にぶつけていくということ。自分から仕掛けていくという気持ちですね。これは自分が常に考えて実行しようとしている目標でもあるんですけどね」
高木選手の言葉から伝わってくるのは、"自分"をどう意識して、確立していくかがいかに重要かということ。そして、目標へ向かっていく強い意志が何より大切だということです。成長することを決して止めない高木選手。その目ざましい活躍に今後も期待しましょう。
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