インタビュー

2011年7月15日

浦和レッズ・宇賀神友弥選手インタビュー【File.2】

その頃からコンスタントに試合にも出られるようになり、徐々に自分がチームの中心になってプレーができているという実感がありました。どんなにつらい練習でも頑張れるという気持ちがありましたし、この練習に耐えられれば、何も怖くないという思いでトレーニングができていましたね」

■「ジュニア世代のみんなには、サッカーを楽しんでほしいし、両足で蹴れるようになってほしい」

――これまでの経験を踏まえて、普段から大切にしている言葉、または座右の銘があれば教えてください。

「大学のときはサッカーノートに"捲土重来"という言葉を書いていました。高校ではプロになれなかったけど、もう一度、大学でしっかり鍛え直してやるぞ、と。常にそういう気持ちを持って、今も、そしてこれからも続けていければいいと考えています。どんな悪いときがあっても、それを帳消しにできるような活躍ができるように。それを糧にして活躍していきたいと思います」

――では、ジュニア世代の選手たちにアドバイスを送るとしたら、どんなことですか?

「自分がそういうふうにできなかったので強く感じるのですが、小さい頃はやはり楽しんでサッカーをやることが一番だと思います。あとは、自分の利き足の逆足で蹴るのもいいことだと思います。

僕は右利きなのですが、ユース時代に、右サイドハーフから押し出されるような形で左サイドハーフになりました。でも、そのポジション変更によって左足でも蹴ることができるようになったんです。

まだまだ下手ですが、高校時代から左足のキックを練習して、やっとここまでできるようになりました。これがもし。もっと小さい頃からやっていたら......と、考えると、ぜひ小さい頃から鍛えてほしいと思いますね」

――最後にこれからの目標や夢を教えてください。

「今は浦和レッズでシーズンを通してレギュラーとして活躍することが一番です。また、これからのサッカー人生の中で最低でも1つはタイトルを取りたいと思います。

また、サッカー選手である限り、少しでも高いレベルでプレーしたいという気持ちは常に持ち続けなければならないと思いますし、いつかは"代表"も目指していきたい。そうしなければプレーも向上していきませんからね!」

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