インタビュー

2015年12月31日

「その振る舞いダサくない?」元日本代表FW北嶋秀朗の子どもとの接し方とは

 
 
 

■プロサッカー選手になる夢が、横道に逸れようとする気持ちから守ってくれた

――市立船橋高校時代、チームメイトの大半が「将来はプロ選手になりたい」と思って、入学してきますよね。でも、その中でプロになれるのは、ほんの一握りです。それ以外の人たちで、いまも仕事としてサッカーに関わっている人はいますか?
 
けっこういます。それがサッカーのすごいところですよね。サッカーに取り憑かれて、サッカーに関わって生きていく人はたくさんいます。ただ、そこに至るまでにはさまざまな過程があって、中学生時代などは一生懸命やることがダサいとか、かっこつけたくなる時期があるじゃないですか。でも、ぼくの場合「サッカー選手になる」という夢が、そういう気持ちから自分を守ってくれたんですよね。だから子どもたちには、夢を持って生きてほしいと思っています。冷めた人間になるのではなく、夢に向かってがんばれる人間になってほしい。それは自分の子どもたちにも言っています。サッカーにかぎらず、好きなものを見つけて、エネルギーを注ぐことが大切で、夢に向かって進んで行けば横道にそれたり、冷めた人間になることはないと思います。夢が自分を守ってくれるんです。そして日々、夢に向かっていくことで、夢を叶える可能性を100%に近づける。そうすることができれば、夢は叶うと思います。
 

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