インタビュー
2017年12月20日
プロ入り前は「強くも速くも無かった」石川直宏が、スピードスターとして活躍できた理由
さる11月10日にフットボール専門店としてリニューアルした「B&D吉祥寺店」のオープンを記念して、12月6日にFC東京の石川直宏選手を特別ゲストに迎えた「アディダスフットボール スペシャルイベント」が開催されました。
イベントでは現役生活を終えたばかりの石川選手が登場し、招待された小学生~大学生のサッカー青少年に向け、現役時代の話しや、来年に開催を控えるロシアW杯へ向けた展望を語ってくれました。
■高校生までは「身体が小さく、スピードもパワーも無かった」
イベントの序盤では現役を引退したばかりの心境を語った石川選手。ケガに悩まされたこともありましたが、サッカーが好きで長く現役生活を続けてこれたことに満足している様子がうかがえました。その後は2018年ロシアW杯の話題となり、南米のサッカースタイルや日本代表への期待など、いちサッカーファンとして楽しみにしていると話してくれました。
リニューアルしてシューズコーナーが充実したこともあり、話は現役時代に履いていたスパイク「predator」の話に。最新モデルについて「フィット感がよく、なんだか懐かしい感じもある」と印象を語り、「どんな色のスパイクが好きか」という質問には「派手な色が良い。青と赤が好きです」と、16年間在籍したFC東京のチームカラーを挙げていました。
サッカー少年たちからの質問コーナーでは「一緒にプレーをしてスゴイと思った選手」を聞かれると、元チームメイトでもあり現FC東京のコーチを務める宮沢正史さんのほか、代表チームでプレーをしたことのある中村俊輔選手、遠藤保仁選手、中村憲剛選手、小野伸二選手らの名前をあげ、自分はパスの出し手にボールが入る前の動き出しを意識してプレーしていたと回答してくれました。
快速のアタッカー、スピードスターという印象の強い石川選手ですが、意外なことに中学・高校時代は「身体も小さく、他の選手よりスピードもパワーも無かった」そうです。右サイドに転向して、パスに追いつくために練習で一生懸命走ることを繰り返した結果、身体の成長と共に少しずつ速く走れるようになったのだと教えてくれました。