インタビュー
2018年3月13日
止まる、走るを繰り返すサイドバックに強い味方。内田篤人も絶賛! 欧州では当たり前の機能系ソックスでパフォーマンスアップ
今シーズンより鹿島アントラーズに復帰した内田篤人選手。約8年ぶりにJリーグに復帰した内田選手に、ヨーロッパと日本のウェアや道具に対する意識の違いや、少年時代のスパイクやボールの扱いなどについて伺いました。
父親になった今、子どもたちに対する考え方も以前とは変わったという内田選手。親になった今思う、小学生年代のスポーツの楽しみ方と集団行動を通した成長とは。
(取材・文:前田陽子)
(今季約8年ぶりに鹿島アントラーズに戻ってきた内田選手)
後編:レベルは関係ない。サッカーはとにかく楽しく、ボールにたくさん触って>>
■ヨーロッパではソックスにもこだわります
近年では、ユニフォームやトレーニングウェア、スパイクなどそれぞれが筋肉の動きをサポートし、パフォーマンスを高めてくれたり、疲労を軽減してくれたりする高機能アイテムが続々発売されており、もちろんプロ選手もその良さを実感しています。
内田選手も「子どものころには考えられないほど、今はウエアもスパイクも性能が良くなっていて、パフォーマンスのサポートをしてくれます」と語ります。
特にウエア類は汗を吸い取ってくれて、速乾性があるものが便利で、試合数が多くなると、その違いを実感するそうです。アディダスの契約選手である内田選手は同社の筋連動にフォーカスした機能性インナー「ALPHA SKIN(アルファスキン)」を着用した際に、その良さ実感したそうです。
「自分が疲れているときは、本当に助かるんですよ。以前、背中に×印があって背中を伸ばしてくれるコンプレッションウエアがありましたが、すごく良かったです」
小学生年代だとスパイクは気にしてもソックスまでこだわるご家庭は少ないかもしれませんが、足の感覚を大事にするサッカーではソックスの機能もパフォーマンスを上げる1つの要素です。
「ALPHA SKIN」の商品の一つである「ALPHASKIN(アルファスキン)ソックス」は、シューズと足の一体感を高めるためのテクノロジーを備えた高機能ソックスで今年開催されるFIFAワールドカップロシア大会に出場するサッカー日本代表をはじめ、アディダス着用の各国代表オフィシャルマッチソックスにも採用されています。
生地に極細繊維「ナノフロント」を採用し、高い摩擦力によりシューズ内でのソックスの滑りを防止し、さらに足底に施されたアディダス独自の「TRAXION(トラクション) グリップ」がしっかりと靴底を捉え、止まる、走る動きをサポートします。
実際の商品を手に取り「素材や軽さ、肌触りは本当に進化していますよね」と感心しながら自身のギアに対する思いを語る内田選手。
「ソックスは履いた瞬間に『おっ、今日はいける』と感じるところです。スパイクの紐を結び、ゲームに入っていくときに、いいソックスなら気持ち的にも乗ってきます。いいソックスとは、履きやすくて窮屈すぎないもの。サッカーのソックスは履きにくいものですが、アディダスの『ALPHASKIN ソックス』は柔らかいクッション性があってとてもいい感じ」
そして、足の裏に滑り止めがあるのもポイントだと言います。その理由は、「特に雨の日は芝生が滑りやすい状況になります。スパイクとソックスがずれるのが一番嫌なので、そこを助けてくれるのがありがたい。サイドバックは止まって走っての連続なので、グリップ力が大事。足の感覚はサッカー選手にはとても重要なので、それをサポートしてくれるのでストレスフリーで試合に集中できる」からなのだそう。
ドイツをはじめ、ヨーロッパの選手は日本の選手以上にソックスにもこだわっているそうです。
最近は多くの選手が「ALPHASKIN(アルファスキン)ソックス」のように高機能なソックスを履いており、くるぶし丈でカットして、足首から上はクラブのストッキングをレッグウォーマー上に切ったものを被せているプロも多いのだとか。
内田選手も、日本の子どもたちにはまだ一般的ではないと思うと前置きしつつ「サッカーのパフォーマンスを上げること以外にケガの予防にもなると思うので、ソックスは重視してほしい」とアドバイスを送ります。
次ページ:小学生の頃はボールを抱えて寝ていた(全3ページ)