インタビュー
2024年12月17日
「サッカーをする子どもたちに、食事の楽しさを伝えたい」全日本U-12サッカー選手権大会のカテゴリーパートナーに就任した、テーブルマーク株式会社の想い
サッカーを支える企業にスポットを当て、想いを聞く企画。今回はテーブルマーク株式会社です。同社は2024年より、全日本U-12サッカー選手権大会のカテゴリーパートナーとして、子どもたちのサッカー環境の充実に貢献しています。
次世代を担う子どもたちの成長をサポートするテーブルマーク株式会社は、どのような想いでサッカーに携わっているのでしょうか?カテゴリーパートナー活動のご担当・杉山さんに話をうかがいました。(取材・文 鈴木智之)
■食べることの楽しさを伝えたい
――テーブルマーク株式会社の事業内容についてお聞かせください。
弊社は冷凍食品を主力として展開している食品メーカーです。冷凍うどんを中心に、冷凍お好み焼きやたこ焼きなどの商品を取り扱っています。また冷凍食品だけでなく、パックご飯などの常温商品も展開しています。
――今回、全日本U-12サッカー選手権大会のスポンサーになることを決めた理由を教えてください。
今年、弊社の冷凍さぬきうどんが発売50周年を迎え、1年を通じて様々なプロモーションやキャンペーンを展開してきました。お客様に50年間の感謝の気持ちをお伝えするとともに、これからの50年をどのように歩んでいくかを考える、重要な機会になりました。
冷凍うどんの購買者層は40代から70代の主婦層ですが、うどんは幅広い年齢層に愛される食品です。これからの50年を見据えた時、子どもたちに冷凍うどんのおいしさを知っていただくことで、将来、彼らが大人になった時に「子どもの頃に食べておいしかったうどんは、テーブルマークのうどんだった」と思い出していただけるような、そんな価値を育んでいきたいと考えています。
また、日本の人口減少に伴い、食品市場も縮小傾向にある中で、日本の食卓を支えていくためには、現在の世代だけでなく、次世代を担う方々に食事の大切さや食べることの楽しさを伝えていく必要があると感じています。
様々なご提案やお声がけをいただく中で、我々が取り組んでいきたい世代、そしてお子様方の親御さんに届けられる機会として、全日本U-12サッカー選手権大会のスポンサーシップを決定しました。
■食事を嬉しく、食卓を楽しく
――スポンサーシップを通じて、どのような形で大会や選手たちをサポートしていく予定でしょうか?
大会期間中はブースを出し、うどんの試食やオリジナルアイテムの配布を考えています。温かいうどんを召し上がっていただくことで、心身ともに温まっていただけたらいいなと。このような機会を通じて、我々のうどんのおいしさもお伝えできればと思います。
またテーブルマークは「食事を嬉しく、食卓を楽しく」というパーパスを掲げています。大会を通じて、仲間と共に食事をし、全国大会の楽しさを体験する中で、食事の大切さを感じるきっかけになっていただければと思っています。
■手抜きではなく「手間を抜く」食事
――大会スポンサーとして、保護者や指導者に発信したいメッセージはありますか?
子どもたちがサッカーに取り組み、練習を重ねていく上で、自分の体をどう作っていくかはとても大切です。そうした観点から、食事の重要性やおいしさを皆様にお伝えしていきたいです。
冷凍うどんの特徴として、ストックしておけばすぐに食べられる手軽さがあります。お子様の練習の送り迎えなど、忙しい中で時間を捻出されている親御さんにとって、手抜きではなく「手間を抜いて」調理できる冷凍うどんは、一つの有効な選択肢になると思っています。
ちなみに、弊社のうどんの年間製造数量は6億食に達しており、国民一人当たり年間5食は食べている計算です。このことからも、うどんは白ごはんに近い国民食として、親しまれていると思っています。
また、アスリートの方々が運動前にうどんを食べることは一般的です。うどんは消化が良く、エネルギー源として適しているためです。このような観点からも、うどんのおいしさと価値をより多くの方々にお伝えしていきたいと思っています。
――最後に、大会に参加する子どもたちへメッセージをお願いします
これまでの練習や試合で積み重ねてきた経験を、全国大会で仲間と力を合わせて発揮してほしいです。大会が終わった時に、「みんなとサッカーができて楽しかったね」と言える、そんな大会になってくれればと願っています。
また、寒い中で試合が終わった後に食べるうどんが「おいしかった」という思い出になってくれたら、素晴らしいことだと思います。そのように言っていただけるよう、みなさんを全力でサポートしたいです。