サッカー豆知識
2011年2月19日
【第10回】「知ってます?世界のサッカー常識」-知られざる背番号ストーリー Part2
■選手の個性をイメージさせる数字でもある背番号
知っていそうで知られていない、世界のサッカー常識についてランダムにとりあげるこのコーナー。世界各国で様々に楽しまれているサッカーというスポーツの奥深さを感じるような話題、子どもとの会話のネタになるような話題を数多くセレクトしていきます。第10回目は「背番号」にまつわるちょっとしたエピソードです。
例えば78年、82年のワールドカップではアルゼンチン代表が、選手の名前のアルファベット順に番号を割り振っていたという過去があります。イタリア代表でもこのアルファベット順の背番号は見られました。イタリアのトップリーグであるセリエAでは、1番から99番まで自由に背番号を決めて良いという規定もあります。これにより、かつてブラジル人のトップストライカー、ロナウドは99番を背中につけてプレーをしていました。先日までACミランに在籍していた同じブラジル人のロナウジーニョは自分の生まれた1980年にちなんで80番をつけていました。そのほかにも77番や90番など大きな数字が多いイタリアでは、生年の2ケタを背番号にするという流行もあるそうです。
このように背番号には「個性」や「歴史」が文字通り、背中合わせとなってもいるのです。ポジションを象徴する数字でもあり、選手の個性をイメージさせる数字でもある背番号。こうしたことを知りながらサッカー観戦をしたり、お子さんと背番号について語り合ったりするのも楽しいものですよ。
『知ってます?世界のサッカー常識』全12回