サッカー豆知識
2011年5月26日
川崎ウイングスF.C.に学ぼう! 子どもの応援ルール
――少年サッカーの試合では、保護者が「上がれ~」「開け!!」などと指示を出したり、「オフサイド!」などと審判に抗議をする様子も見られますよね
「熱くなるとつい声が出てしまいますよね。でもそれは厳禁です。監督やコーチの指示出しの邪魔になってしまうこともありますから。また審判の判定は尊重しなくてはいけません。親が抗議すると、子どもも抗議するようになってしまいます。試合に悪影響を及ぼしかねませんよね」
――お母さん方はみなさんサッカーのルールは熟知しているんですか?
「とても詳しいわけではないですが、ある程度は理解しています。でも、子どもの前ではあえてルールは知らないフリをしています。「今のはどうして?」などとわからないフリをして質問すると、たくさん話してくれて、会話も弾みますよ」
――創部当時から、現在のような応援スタイルですか?
「今のようなスタイルになったのは10年ほど前からです。応援のたびにコーチや先輩ママから他の保護者の方へ提言はあったのですが徹底出来ませんでした。そこで応援の手引きを作り、配布するようにしました。プリントを渡すようになってから、応援のマナーは向上したと思います」
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■川崎ウィングスの《少年サッカー親の心得》
- 試合や練習を見に行ってあげましょう
- 試合ではすべての子供を応援してあげましょう
- 調子の良いときだけではなく、調子の悪いときも勇気つけてあげましょう
- チームリーダーを尊重してあげましょう
- レフリーはインストラクターとみなしましょう
- 子供が参加することを刺激し、勇気づけてあげましょう
- 試合がエキサイティングだったか、楽しかったか、聞いてあげましょう
- サッカーにふさわしい、節度ある用具を準備してあげてください
- クラブの仕事を尊重して下さい
- 忘れないでください。サッカーをするのは、あなたの子供です
子どもにがんばって欲しい、活躍して欲しい、勝って欲しい。 親の願いはみな同じでしょう。 応援に熱が入り、ついつい声を荒げてしまうもとはあると思います。 でも、興奮している時だからこそ、子どもたちのために気をつけて応援したいものです。 川崎ウィングスさんのように、応援マナーを周知することはとても有意義なことだと思います。みなさんのチームでも、チームにあった形の応援方法を考えてみてはいかがですか?