サッカー豆知識
2011年6月 2日
8人制サッカーを学ぼう【第3回】-基本的なガイドライン
■試合時間
基本的に前後半、10~15分間ですが、年代によって変更するのもOKです。ハーフタイムのインターバルは5分とし、3ピリオド制にした場合、3ピリオド目の中間点で両チームのエンドを変えます。
■延長戦・PK戦
勝敗を決定する必要がある場合は、延長戦やPK戦を行います。延長戦は前後半3分ずつで実施し、それでも決着がつかない場合はPK戦になります。PK戦は両チーム3人ずつが蹴り、得点数が同じ場合は、3人以外の選手が新たにキックをします。同数のキックで一方がより多く得点するまで、順序を変えることなくキックを続けます。試合のスケジュールが詰まっていて、時間に余裕がない場合は、PK戦のみを別コートやグラウンドの脇などで行う場合もあります。
■リスタート時のルール
フリーキック時は、ボールがインプレーになるまで、相手選手は7m以上、ボールから離れます。コーナーキックの時は、ボールがインプレーになるまで、相手選手は7m以上、コーナーアークから離れます。スローインの時は、相手選手はスローインが行われる地点から2m以上、ボールから離れます。8人制になると11人制よりピッチが小さくなるので、その分リスタート時のボールと選手の距離も短くなります。
以上が8人制の試合を実施するにあたっての、基本的なガイドラインです。大会によって多少の変更がある場合もありますので、開催時には参加チームの代表者同士が、事前にルールなどを確認する場を設け、共通の認識のもとに運営するのが望ましいでしょう。
取材・文/鈴木智之
写真/木鋪虎雄『チビリンピック2011決勝』より