サッカー豆知識
2013年8月14日
サッカーで親子の絆を深める映画『スマイル・アゲイン』
2013年8月12日(月)に行われた、映画『スマイル、アゲイン』の試写会。これは映画配給会社とサカイクの協力によって実現した、サカイク読者限定の特別試写会なのです。当日は上映前にスペシャルゲストの山口もえさんが登場。サカイクでもおなじみのシンキングサッカースクール須田敏男コーチと2人でステージに立ち、会場を大いに盛り上げてくれました。
■親子のコミュニケーションの大切さを改めて考えさせられる作品
ヨーロッパの一流クラブで活躍し、W杯スコットランド代表にも選ばれ、「キング」と呼ばれた元スター選手のジョージ・ドライヤー(ジェラルド・バトラー)を中心に映画は展開。けがで引退した後、手詰まり状態になったジョージが再起をめざして引っ越した先は、別れた妻ステイシー(ジェシカ・ビール)と一人息子のルイス(ノア・ロマックス)が住むアメリカでした。「今度こそ家族と一緒にやり直したい」と願うジョージ。息子が所属するサッカーのジュニア・チームでコーチを務めるなど、離れていた心の距離を縮め、次第に息子や元妻との絆を取り戻していく、という物語。コミカルに描かれるジョージのダメな父親ぶりや、1対1の練習で息子の信頼を取り戻すひたむきなシーンなど、サカイクパパもお子さんと楽しんで見られる映画です。
すでに映画を見た山口もえさんからは、「笑いあり、涙ありの素敵な映画。是非、夏休みの思い出にしてください」とオススメの言葉が。二児の母らしくサッカーの試合を応援する親たちのシーンにも注目し、「あの生き生きした姿や一体感を見たら、お父さんやお母さんたちが一緒に応援するのはいいなと思いました」と感激の様子でした。同じステージに立った須田敏男コーチは父親の目線からコメント。「子どもが一生懸命に練習をする姿を見ていると、親も協力したいという姿勢になるんでしょうね」と答えてくれました。
さらに須田コーチは専門家の立場から「サッカーには正解がなく、失敗を繰り返しながら正解を探し、間違いを修正する努力をすることが大切」「自分より上手な人を見ても、ねたんだり、ひがんだりしないで、努力すればできるという考え方が養われます。そんな豊かな心を育むスポーツ」とサッカーの子育て効果について話してくれました。
16歳から仕事を始めていたため、仕事と育児の両立は自分にとって自然なことだと語る山口さんは、「子育ては楽しんでやっています」とのこと。コミュニケーションを大切にしながら、「子どもたちがじゃれてくるときは、私の心に余裕がなくても『これは二度とない大切な時間』と思って、スキンシップを一番に」「子どもを抱え上げたときには太ももやお尻、上腕筋なども鍛えるよう意識して。私はナチュラル筋トレって呼んでいるんです(笑)」と会場を沸かせていました。
■豪華なキャスティングも見どころのひとつ
ジュニアサッカーの練習や試合シーンのほか、主役を務めるジェラルド・バトラー、そして競演するジェシカ・ビール、ユマ・サーマン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズといった女性キャストもこの映画の楽しみの一つ。「ジェラルド・バトラーが演じるジョージはサッカーが上手で、女性を引きつける甘いマスク、はっとさせる魅力を持った男性。でも近所にいたらドキドキしちゃって嫌ですね(笑)」と、主役のジョージにひかれた山口さん。そんなジョージが父として、夫として成長する姿もこの映画の見どころだとか。「仕事に忙しくて、子どもたちと接する機会が少ないお父さんに見てほしい映画。きっと心に響くと思います」と再びオススメの言葉で試写会前のイベントは幕を閉じました。
【映画情報】『スマイル、アゲイン』
ウィル&ジェイデン・スミス父子主演の『幸せのちから』で、全世界を感動させたガブリエレ・ムッチーノ監督が描く、サッカーを軸にした父と息子の心暖まるドラマ。主役のジョージを務めるジェラルド・バトラーはスコットランド生まれで、サッカー好きでも知られます。歴史スペクタクルの『300〈スリーハンドレッド〉』ではスパルタの王レオニダスを演じ、最新主演作は『エンド・オブ・ホワイトハウス』。ジョージの元妻はジェシカ・ビール。ジュニア・チームを応援し、ジョージを悩ませる母親たちとしてユマ・サーマン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズをはじめ豪華なキャストが登場します。
映画「スマイル、アゲイン」予告編動画
■公開情報
2013年8月17日(土)、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
(c)2011 PLAYING PRODUCTION INC.
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