サッカー豆知識

2013年10月18日

これからの時期に重宝するサッカーウェア「ピステ」とは?

今年の夏は、8月12日に高知県四万十市で日本気象観測史上最高となる41℃を記録するなど、全国各地で猛暑に見舞われましたが、10月の衣替えの季節を迎えても、その記憶が薄らぐ間もなく30℃以上の真夏日となる異例の暑さが続きました。とはいえ、先日の台風一過から徐々に秋が深まってきて、気温の変化には注意が必要です。日中は薄着でグラウンドを走り回って過ごすことができても、休憩時や日が暮れた練習後には肌寒さを感じることでしょう。

 
保護者の皆さんにとっても、季節の変わり目の体調管理は気を使うところ。特にサッカー初心者の子供をもつ保護者の方は、この時期、気軽に羽織ることのできるサッカーウェアを探されているのではないでしょうか。
 

■シャカシャカでおなじみのピステが重宝される理由とは?

そこで、おススメしたいのがピステというトレーニングウェアです。「シャカ」だとか「シャカシャカ」と呼ばれているのを耳にしたことはありませんか?
 
素材にポリエステルが使われていることから、動くと「シャカシャカ」と音がすることが由来になっているようです。同じような素材のウェアにウィンドブレーカーもありますが、ピステとは「頭からかぶる」タイプのものを指します。ファスナーやボタンなどがありませんので、サッカーをプレーする上では、胸トラップのときに邪魔になりません。ウェアの金具にボールが当たると痛いものですから、これは大きなメリットでしょう。
 
そのほかにも、ピステがサッカーウェアの定番として重宝されている理由があります。例えば、練習が連日のように予定されていたりすると、夜になってから練習着を洗濯しなければならず、伸縮性のあるジャージ生地のウェアでは、朝までに乾ききらないこともあります。そんなとき、薄手のピステであれば、短時間で乾燥することができます。また、撥水製もよく、コンパクトに畳むことができますので、簡易の雨具や防寒具の予備として、バッグに入れておいても邪魔になりません。
 
 

■ピステは豊富な種類から用途にあったものを見つけましょう。

薄い生地でできているがゆえのデメリットもあります。生地の特性上、身体にフィットしたウェアではないので、シルエットが少したっぷりとしています。そのため、袖や胴回りの部分など、ちょっとしたものに引っ掛けただけで破れてしまいます。そうなると、糸で縫ったりパッチをあてたりして繕うことのできる布地と比べて補修することが難しいようです。
 
しかし、バリエーション豊富なピステには、難点を上回る使い勝手の良さがあります。少し汗ばむような秋口には薄手のものを、そして冬の気配が色濃くなってきた頃には、中綿のついたものを用意すれば保温性も期待できます。コスト面に関しても、裏地のついていないベーシックなタイプのものであれば、他のトレーニングウェアよりも安価で入手できるようです。
 
購入にあたっては、スポーツショップのインターネット通販サイトでも、商品の特徴が細かく説明されていますので、利用しやすくなっています。お時間があれば、お子さんと一緒にショップに出向いて、実際に商品を手に取り、試着するなどして、ぜひ、好みと用途にあった最適な一枚を探してみてください。
 
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