サッカー豆知識
2014年2月14日
卒団式まであとわずか!いろんなチームの思い出づくりを聞きました
■チームから卒団生へ、卒団生からチームへ。こんなプレゼントを贈ります。
卒団生へのプレゼントは、中学で使えるサッカーボール5号球、エナメルバッグ、卒団証書、盾やトロフィーなどが主流だそうです。
さらに手作りで、寄せ書き、写真集、ビデオ集などを贈るチームも多数ありました。この手作りグッズを作るのは、もちろん保護者のみなさんです。写真集やビデオ集のために、日ごろから練習や試合に出かけ"みんなを平等に写真に収める"ことから準備がスタートするそうです。
また、低学年のころからのものを取り入れようと、ご家族から写真やビデオを借りての"編集作業"がこれまた大変。編集作業が得意な親がいる代はいいけれど、そうでない代はみんなで分担して、試行錯誤しながら作るそうです。あるチームでは、スゴイムービーを作った代がいて、後に続く下の学年の保護者が真っ青になったそう。本格的なものは卒団生たちはうれしい反面、低学年の親には頭が痛いですね。
卒団生からは、チームやコーチたちにお礼の品を残すところがほとんど。チームにボールケース、ドクターズバッグ、作戦ボードなどを贈るそう。卒団生ひとりあたりの予算は、1,000円~2,000円というチームが多かったです。
とあるチームでは、5年生の保護者が卒団生たちに「親へのお礼の手紙」を書いてもらい、卒団式で渡しているそうです。なかなか照れて手紙が書けない子どもたちに、書き直しを命ずることもよくあるそうですが、出来上がった手紙を見て、親より先に5年の保護者は号泣。会の当日は、保護者たちは涙、涙だそうですが、いい取り組みですよね。
■グランドの隅で簡潔~会場を借りて大々的に
卒団式のあり方は本当にチーム次第です。入団時に「親は応援だけで、他は関わらないで」というチームでは、コーチ陣がメインで卒団式を進行するとか。卒団式も練習後のグラウンドで記念品を上げる程度というチームもあるようです。
一方、少年団のように日ごろから保護者が関わっているチームは、練習後に会場を借りて、食事も飲み物(大人にはお酒も!)を用意して、盛大に行うところも多数あります。卒団旅行に行くというチームもあるようですね。
後者の場合、参加者の人数の確定、会場や料理の手配、会の進行、プレゼントやBGMの準備、会で流すビデオの編集・・・とやらなければならないことが山積み。保護者の代表をリーダーに、5年生の保護者総出で準備をするそうです。
でも、そこで5年生の保護者の結束が強くなり、新6年生としてのチーム活動がスムーズになるという効果もあるようです。
卒団式のプログラムとして多かったものは・卒団生対在校生の試合・リフティング大会・ムービーまたはスライドショー・各学年の出し物(衣装を揃え歌やダンスなど)・参加者全員で記念撮影・卒団生からの言葉・卒団生へ贈る言葉(コーチ、在籍生代表など)
卒団式に正しい形式はありません。
6年生のこれまでのがんばりをたたえ、在籍生たちが気持ちを込めて送り出すことが目的です。今年もすてきな卒団式が、あちこちのチームで行われますように。