サッカー豆知識

2017年6月19日

「日本から欧州トップレベルの選手を」日本にいながらドイツを世界一にした育成方式で学べるスクールが描く展望

■U-12年代はサッカーの楽しさを感じる年代

(オッツェ校長は「日本での新たな取り組みを楽しみにしている」と語ってくれた)
 
技術テストの後は、4対4、6対6、8対8のゲームで締めくくり。子どもたちは最初は緊張気味でしたが、時間の経過とともにのびのびとプレーする姿が印象的でした。セレクションを終えたオッツェ校長は、額に汗をにじませながら言います。
 
「9~12歳は技術を磨く年齢であり、サッカーの楽しさを感じる年齢でもあります。プロのサッカー選手になりたいのであれば、サッカー漬けにならなければいけません。ゲームや遊びなどたくさんの誘惑がある中で、プロになれるためにそれらをシャットアウトして、サッカーに真剣に取り組む。その姿勢の先に、プロへの道が拓けるのだと思います」
 
さらに、セレクションの感想については次のように話してくれました。
 
「今日、セレクションで見た子どもたちの中に、何人か良い選手がいました。彼らがプロになるためには、我々が良い指導をする必要があります。その中で神奈川校が提携する湘南ベルマーレに加入したり、海を渡ってドイツのブレーメンに来てくれる子もいるかもしれません。日本での新たな取り組みを、楽しみにしています」
 
日本にいながらドイツ式のトレーニングを受けることができる、日独フットボール・アカデミー。この中から、日本とドイツの良い部分をかけ合わせたハイブリッドの選手が生まれる日も、そう遠くはないかもしれません。
 
 
日独フットボール・アカデミー
サッカー大国ドイツを再び世界一に導く原動力となった育成プログラムでサッカーを学ぶことができるアカデミー。本場ドイツで指導プログラムを学び、ドイツサッカー協会公認のライセンスを取得したコーチを中心とした少人数体制で、きちんと目が届く指導を行う。SVヴェルダー・ブレーメンと提携を結び、現地のチームとの対戦などで本場の指導者、環境に触れる機会も用意。
 
試合に活かすための練習が大事、練習のための練習であってはならないという指導方針に基づき、試合を想定した状況下で練習テーマを試行する育成カリキュラムをを導入している。
 
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