サッカー豆知識

2018年6月 8日

"コンマ一秒"にこだわる!プロの声から生まれた画期的なスベリ止め「グリッパ―」とは?【PR】

サッカー選手として求められる能力を高めていく過程の中で、目的に準じた適切なトレーニングを実践していくことは言うまでもなく重要です。しかし、それと同様に"ギア選び"もプレーの質に影響します。

インナーウェアやスパイクなどがその代表例ですが、近年人気な"滑り止め"ソックス。グリップが効き、わかりやすくプレーに変化が出るために非常に好評です。しかし、当たり前ですが、使い続けると滑り止めとなっているゴムの部分が消耗して効果が薄れてしまいます。そんな悩みを持っている人が多い中、救世主となるある製品が登場しました。

それが株式会社黒衣(くろご)がこの5月に発売したスポーツソックス用スベリ止め剤「グリッパー」。一般的なソックスの足裏に塗ることで滑り止めの効果が得られる"液体ゴム"です。

市販の滑り止めソックスは機能性は申し分ないものの、チーム指定のソックスとは色もデザインも異なります。試合で効果を発揮させるためには二重に履いた上でチーム指定のソックスの足首以下の部分を切らなければいけない、ということになり、これが多くのユーザーを悩ませていました。


プロの中にもソックスを二重履きしてテープで止めている選手が多い(photo by GettyImages)

 

自身としては最大限にプレーの質を上げたいと思うものの、サッカー用具を傷つける行為になるので、気持ち的にも少し憚られることになるでしょう。しかし、この"液体ゴム"である「グリッパー」を練習や試合で使うソックスの裏に塗ると、一般的なスポーツソックスでも強力な滑り止め機能を搭載することができます。

このような画期的な製品はどのようにして生まれたのでしょうか?そして、プレーヤーにとって滑り止めの重要性とは。

本製品を開発した株式会社黒衣(くろご)の本部長であり、自身も理学療法士の資格を持つ榊井晴也さんにお話を伺いました。

■足裏の滑り止めはプロにとって死活問題

「プロ選手はコンマ一秒の世界で生きていて命をかけてやっています。私たちのコンセプトとしては、その選手が何を求めてやるのかというのに徹底してこだわってやっていこうと」榊井さんはこの製品を開発するにあたり、根本に存在した思いについてこう語りました。

理学療法士として様々な選手のサポートをしてきた榊井さんですが、その中で感じたのが、"足裏の滑り止め"の重要性でした。一瞬一瞬のプレーでスピードを出すに当たり、この機能の低下は死活問題だということ。選手からも『これはどうにかならないのか』という相談を何度も受けたと振り返ります。

「もともとグリップを効かせるための相談を受ける中で、最初は市販の滑り止めつきソックスを自分たちで買ってあげていたんです。彼らは命をかけてプレーをしている中で、僕らもそれをしっかりサポートをしないといけないので。そんな中、スポーツ用品を調べると非常に良いものがたくさんあって、色々と勧めるようにしていました。ただ、もっと良いもの、もっとパフォーマンスがわかりやすくポンと上がるものはないのだろうか?と思ったんです」

理学療法士・トレーナーとして様々な選手をサポートしてきた榊井晴也さん

 

滑り止めソックスについているラバーは効力が高いものの、使い続けると劣化してしまいます。毎回の試合で効力を最大化できる術はないだろうか?榊井さんはそう考えるようになりました。

「弊社の代表も現役トレーナーなので、そこの点について強く思っていたところでもあります。例えば足が速ければ徒競走が好きになるように、なにかギアを身に着けて強くなるとか速くなるという結果が出るのであれば、面白いと思えますよね。そんなものを作れたらな、と。」

その中で出てきたアイディアが、ゴムを液体化してソックスに塗れるようにするという形。とはいえ、もともと"液体ゴム"というもの自体がなかなか流通しているものではなく、関連性の高い業者に電話をしては「そういうものは作っていない」と断られる、ということが繰り返されたそうです。

しかし、その中で「スポーツでそういうことをやるのは面白い」と感じたパートナーと出会い、製品化が実現しました。

■自分のプレーや足に合わせて自由に塗れる

グリッパ―は、ソックスの裏面に自分でゴムを塗る滑り止めです。通常のスポーツソックスにも、滑り止めソックスの補強にも使えます。自由に塗れるので、自身のプレーや足の形に合わせて滑り止めを調整することができます。


ボトル入りの液体ゴムで子どもでも簡単に塗ることができる

 

「薄く塗ってドライヤーを使えば15分ほどで乾きます。ただ、使用の前日の夜に塗って8時間くらい置くのが良いかな、と」(榊井さん)

高いパフォーマンスを発揮するため、モチベーションを高めるためにスパイクを磨く、という行為は一般的です。それがソックスの領域にまで及ぶことで、より"ものを大事にする"行為や意識が身近になり、教育的側面でも意味があると榊井さんは感じています。「ソックスの裏にぬったグリッパーが薄くなっていないか、滑り止めが効いているか、普段から気にかけるようになります。また、翌日の自分のプレーをイメージしながら塗ってほしいですね。」


市販の5本指ソックスに塗って約8時間置いたもの。ゴムは乾くと透明になる

 

また、ジュニア年代の子ども達への効果についても「これを使うことでグリップが効いてスピードアップに繋がりますし、"背中がついてくる"ようになります。そうなればサッカーも面白いと思えますし、よりサッカーを好きになってもらうツールとして使ってもらえればなとは考えています。」と語ってくれました。

コンマ一秒の世界で戦うプロの声から生まれたスベリ止め剤「グリッパ―」。

しかし、そもそもなぜ足裏にグリップを効かせることが重要なのでしょうか。そして、なぜジュニア年代でこの点を意識することが重要なのか。
後編ではその"仕組み"について紐解いていきます。

後編|なぜ足裏の滑り止めが重要?ジュニア年代に必要な"背中を使う"習慣とは

 

株式会社 黒衣(クロゴ)

2015年8月設立。医療、介護、保健衛生に関する施設運営や健康管理、スポーツトレーニングに係る指導、コンサルティング、スクールの運営などを行っている。
縁の下の力持ちである黒子(黒衣)としてアスリートをサポートしたいという思いから、社名を「黒衣(クロゴ)」と命名。 サポートしているプロアスリートの声をもとに、プロはもちろんアスリートの感覚を一般のユーザーにも提供できる独自の製品を開発している。

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