サッカー豆知識
2020年12月26日
小学生のサッカーチームの種類は?チーム選びのポイントも解説
お子さんが「サッカーに興味がある!」「サッカーをやってみたい」ということでチーム探しをしている保護者の方も多いのではないでしょうか。小学生のサッカーチームにはいくつかの種類があります。この記事では、チームの種類とチームを選ぶときのポイントについて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
小学生のサッカーチームの種類
サッカーチームと一言で言っても、その種類にはいくつかあります。大きく分けると以下の3種類です。
- スポーツ少年団
- クラブチーム
- Jリーグの下部組織
いずれの場合も、チームとして練習や公式戦などに挑むことになります。では、それぞれのチームは何が違うのでしょうか。引き続き解説します。
スポーツ少年団
スポーツ少年団とは、スポーツを通して青少年の心身を育むことを目的としている団体です。各地域の小学校を中心として活動しているのが一般的です。チームに所属する選手は、小学校のあるエリアに住んでいる子どもたちばかりなので、クラスメートや友達がチームメイトとして在籍しているケースも少なくありません。また、指導者はサッカー経験のあるお父さんコーチが務めることが多くなっています。
練習は主に小学校のグラウンドで行われ、週末のみ、もしくは+一部平日というスケジュールが基本です。月謝は安く、気軽に入団できるのが特徴ですが、保護者による送迎や試合・練習の当番などもあるので負担になるケースもあるでしょう。
クラブチーム
クラブチームは、法人によって運営されているチームのことです。活動は、クラブの本拠地があるエリアを中心に行われており、様々な地域から子供達が集まってきます。クラブによっては専用のグラウンドを所有していたり、上級指導者ライセンスを所有しているコーチの指導が受けられたりと、質の高い練習を行うことができるのが特徴です。スポーツ少年団とは違い、保護者の負担もグラウンドへの送迎くらいなので、負担は少なめです。
ただし、その分月謝は高めなので注意してください。また、夏休みなどには遠征に行く機会も多くなるので、その際の費用負担も加わります。そして、チームによってはセレクションを行なっているケースもあり、必ずしも入団できるわけではない点にも注意が必要です。
Jリーグの下部組織
Jリーグの下部組織は、その名の通り、Jリーグクラブが運営している小学生チームです。選手の育成を目的として運営されており、基本的にセレクションに合格しなければ所属することができません。活動場所はJリーグチームの練習場であることがほとんどなので、トップチームの選手たちの練習を見かける機会も少なくないでしょう。また、指導者も元プロや上級ライセンス所有者などが務めるので、選手としてレベルアップしたい人にはぴったりの環境だと言えるでしょう。
スクールとは
チームとは別に、スクールと呼ばれるものもあります。スクールは、個人の技術を伸ばしてくれる塾のようなものです。指導内容はスクールによって様々で、テクニックを磨けるスクールもあれば、ゴールキーパー専門のスクールなどもあります。スクールはチームではないので、公式戦を戦うことはありません。また、スクールに通う選手は、どこかのチームに所属していることがほとんどです。自身のチームでの活動+αとしてスクールでさらなるスキルアップに努めているのです。
チームに所属する場合、サッカー協会に選手登録をしなければいけないため、掛け持ちはできませんが、スクールは選手登録を行わないので、掛け持ちも可能です。
チームを選ぶときのポイント
小学生のサッカーチームは、非常に多く存在しているため、どのチームを選べばいいのかわからない、という人もいるでしょう。そういった場合は、以下の点をチェックしてみてください。
- 月謝の額
- 練習場所までの距離、時間
- 保護者による当番の有無
- 試合の出場機会があるかどうか
- 子供が入りたいと思えるか
月謝は安いものだと2〜3,000円程度のケースもありますが、高いものだと家計の負担になるケースもあります。また、練習場までの距離が離れていると、送迎の負担も増えます。また、平日の夜に練習を行いそれから帰宅するとなると、宿題をする機会がないかもしれません。そのほかにも保護者による当番が定期的にある場合は、スケジュール調整も必要になるでしょう。
さらに、サッカーをするうえでは、試合に出ることがやはり大きな目標となります。練習試合の機会が多い、大会の際には2チーム出しをしているなど、出場機会が確保できるかどうかも重要です。そして最も大切なのが、子どもが入りたいと言えるチームかどうかです。最終的には子どもの判断になるでしょう。
まとめ
今回は、小学生のサッカーチームの種類とチーム選びのポイントについて解説しました。チームの種類は大きく分けて3つあり、それぞれに特徴があります。場合によってはセレクションがあるチームもあるので注意してください。大切なのは、お子さんが入りたいと思えるかどうか、ということを忘れないようにしましょう。