サッカー豆知識
2020年12月29日
子どものサッカーで親が負担に思うのは「お当番」 サカイク本音調査
サッカーをする子どもたちの保護者に向けて様々な情報を発信しているサカイクですが、本当に読者のリアルなニーズに対応しているのか。保護者の皆さんがリアルに求めている情報は何なのか、きちんと把握しているのか......。
ということを知るべく、サカイクの運営会社である株式会社イースリーが展開する、シンキングサッカースクール吉祥寺校にて、保護者の皆さんに突撃インタビューを行いました。
所属するクラブや周囲の保護者、ご自身がお子さんのサッカーにかける熱量によって様々な見方があるかと思いますが、他の親御さんがどのような情報を求めているかなど、共感できるところもあると思いますのでぜひご覧ください。
■シンキングサッカースクールを選んだ理由は「当番がない」から
シンキングサッカースクールに通うお子さんたちには、チームに所属している子も、スクールのみでサッカーをしている子もいますが、どちらの保護者からも聞かれた声が「(シンキングを)選んだ理由は、お当番がないから」でした。
少年スポーツにおける「当番制」「車出し」などの慣習は、保護者のストレスと言う声も少なくありません。
今回お話を伺った方々は、「今のところ所属チームのお当番はそれほど苦ではない」というご意見もいくつか聞かれましたが、回ってくる回数が少なかったり、ご自身が子どものサッカーにそこまで熱くないスタンスなので、それほどストレスでもない、といった事情もあるようでした。
こういったことはご家庭によって熱量が違うので、「熱心なご家庭は、そうでもない保護者に不満かもしれませんね」という声もありました。
忙しい親御さんたちにとって、当番制は負担であるという声は少なくありません。子どものために協力できることはしたいと思っていても、心理的、体力的な負担が大きくては、お子さんにそのスポーツをさせることを躊躇することにもなりますので、保護者も気持ちよく関われるチーム運営が望まれます。
■兄弟でもやる気が違う、どんな声かけが効く?
お子さんのやる気についても親御さんの悩みの一つだったりするようです。「上の子と下の子、同じことを言っても片方には響くけど、もう一方には全然効かない」という事もよくありますが、やはり兄弟でやる気・モチベーションの違いがあり、どんな声をかければ響くのか。ということが悩みの種だという親御さんもいらっしゃいました。
また、試合で負けた後などに落ち込むのではなく、刺々しい態度になる時に、慰めの言葉でなくどんな言葉をかければ良いのか知りたい。という親御さんもいらっしゃいました。
子どものキャラクターによって響く言葉が違うけど、具体的に何て言えばいいのか......。を知りたい保護者の方は多いようです。
大人からの言葉の影響もあるようで、チームのお父さんコーチが自分の子に厳しく当たると、それを見ているチームの子どもたちが「あの子には厳しく言ってもいいんだ」ときつい口調で指摘しだしたりすることもあるのだとか。そういった「大人が与える影響」についてもサカイクのような媒体で取り扱って欲しいというご意見もいただきました。
■褒めるポイントを教えてほしい
お子さんのサッカーの結果だけを見て片方がダメだししてしまい、夫婦げんかになる。という声もありました。
サッカー経験があるほうは、子どものプレーの意図を汲み取って挑戦や努力の過程を褒めるようにしているけれど、サッカーを知らない方の親は結果しか見ないで、ダメ出しをしてしまい、子どもも結果しか意識しなくなり、勝ち負けの話ししかしなくなる。サッカーを知らない人に「どんなポイントを褒めればいいのか」を伝える記事が欲しい、という要望も。
結果という目に見えるものは評価がしやすいですが、子どもたちを伸ばすためには挑戦や努力の過程などプロセス部分を褒めて、やる気に火をつけてあげることです。
どこを褒めるとお子さんが嬉しくなるのか、今後の記事配信の参考にさせていただきます。
今回伺ったご意見で多かったものをピックアップしてご紹介しましたが、みなさんはいかがでしょうか。
他にも、ケガリスクや疲労回復について、どんなスキルを身につけてほしいかなども伺ったので後編でお伝えします。
今回はシンキングサッカースクールの保護者の方にお話を聞きましたが、今後他の少年団やクラブなど様々な立場の親御さんにも意見を聞きたいと思っています。
また、保護者だけでなく頑張っている指導者の方々にもお悩みを聞く機会などを設け、お互いの悩みを解決する橋渡しができればと思っていますので、「うちのチームに来て欲しい」「私たちの話を聞いてほしい」という方は下記よりご連絡ください。
連絡先:info@sakaiku.jp