サッカー豆知識
2021年2月 1日
サッカーの合宿・遠征・キャンプの違いとは? それぞれの意味や目的を解説
小学生のお子さんが、チームもしくは個人で「合宿に行く」「遠征に行く」「キャンプに参加する」機会は少なくありません。
一方で保護者の中には合宿・遠征・キャンプの違いを理解できていない人もいるのではないでしょうか。
この記事では、合宿・遠征・キャンプの違いについて解説します。
<目次>
1.合宿・遠征・キャンプの概要
2.合宿
3.遠征
4.キャンプ
5.遠征・合宿・キャンプのメリット・デメリット
6.まとめ
1.合宿・遠征・キャンプの概要
ここでは、合宿・遠征・キャンプについて、それぞれの概要を解説します。人によっては同じような意味合いで使用しているかもしれませんが、それぞれ異なるものなので、ぜひ参考にしてみてください。
2.合宿
合宿は、チームを強化するために行なう宿泊を伴う練習のことです。合宿中は練習や練習試合などを行います。
チームの強化が大きな目的である合宿ですが、小学生年代の場合、強化以外の目的を掲げているチームも少なくありません。例えば、合宿中は親元を離れるため、自立した生活を送れるようになることを目的としているチームもあります。
また、上級生が下級生の良きお手本となり、リーダーシップを発揮できるようになること、親に対する感謝の気持ちを確認すること、などを目的としているケースもあるでしょう。
3.遠征
遠征は、他県や他市に行きその地域の強豪チームと練習試合をすることです。そもそも遠征の言葉の意味は試合・登山・探検などのため、遠くへ出向くこと。合宿は身近な場所でも行えますが、遠征は少し遠くに行くことを指します。
合宿同様、遠征もチームを強化するための意味合いが強いと言えるでしょう。
また、普段自チームが戦わないチームと試合ができる機会でもあるため、他の地域の選手と交流することを目的としているチームもあります。
さらに、一部のチームでは、海外遠征に行くケースも見られます。現地のチームとの練習試合を行ったり、現地観光を楽しんだりと日本ではできないような経験が、ピッチ内外を問わず積むことができます。
4.キャンプ
キャンプは、各チームがシーズン開幕前などに地元を離れて一定期間宿泊しながら練習や試合を行うことです。ただし、このようなキャンプは、Jリーグなどプロクラブが行うのが一般的です。
小学生年代の場合海外の有名チームやサッカー関係の企業などが開催するキャンプがあります。これは主にトレーニングを行うキャンプであり、他のチームの選手たちも一緒に受けることになります。そのため、初めて会う子との交流を図る良い機会になるでしょう。
また、特定の企業、団体が開催するキャンプの場合、そこが運営するチームのトレーニングメソッドでトレーニングに取り組めたり、実際にチームに所属しているコーチから指導が受けられたりするというメリットもあります。
5.遠征・合宿・キャンプのメリット・デメリット
遠征・合宿・キャンプは、アプローチ方法の違いこそありますが、いずれも選手として人としての成長を目的として取り組むものです。ここでは、そのメリット・デメリットについて解説します。
メリット
遠征・合宿・キャンプのメリットは、どの方法であっても、普段のチームやスクールでの活動とは違った雰囲気、環境下でサッカーに取り組める点にあります。
普段は土のピッチでの練習でも、遠征・合宿・キャンプの時は芝のピッチで練習ができるかもしれません。また、初めて対戦するチームや選手との試合経験は、自分自身のプレーを見つめなおす良い機会にもなるでしょう。
デメリット
一方のデメリットとしては、行き先や規模によっては多額の費用が発生するということです。合宿や遠征の場合は移動費や宿泊費が、キャンプの場合は参加費がかかります。
もちろん、そこで得られる経験は大きなものですが、保護者にとっては費用負担が発生するため、注意が必要です。特に海外遠征となるとかなりの費用が必要になります。
まとめ
今回は、サッカーにおける合宿・遠征・キャンプの違いについて解説しました。それぞれ異なるものですが、いずれも選手の成長やチームの強化を目的として行われています。普段の活動ではできないような経験が積める貴重な機会となるでしょう。