サッカー豆知識
2021年2月22日
小学生はどれを選ぶ?サッカーボールの種類解説
サッカーをする上で、サッカーボールは欠かすことができません。一方で、サッカーボールと一言で言ってもその種類は様々で、どれを選べばいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。この記事では、サッカーを始めたばかりのお子さんをお持ちの保護者に向けてサッカーボールの種類や選ぶ方について解説します。
サッカーボールの種類を理解する
サッカーボールには、1〜5号球まで5つのサイズがあります。このうち1号球と2号球に関しては、基本的にサインボールや観賞用として使用されるため、練習や試合では使用しません。
練習や試合で使用するのは3号球、4号球、5号球のいずれかとなります。ここでは、この3つのサイズについて解説します。
3号球はキッズを対象
3号球は、主に未就学児を対象としたサッカーボールです。競技用としては最も小さいサイズであるため、小さい子でも扱いやすくなっています。
4号球は小学生を対象
4号球は、主に小学生を対象としたサッカーボールです。少年団やジュニアのクラブチームに所属している場合、普段の練習や試合では4号球を利用することになります。後述する5号球は小学生の体には大きく、怪我につながる恐れもあるため、小学生の間は4号球を使用するようにしましょう。小学校卒業が近づいてきたら少しずつ5号球に触れてみてもいいかもしれません。
5号球は中学生以上を対象
5号球は中学生以上のすべての世代を対象としたサッカーボールです。高校サッカーや大学サッカー、Jリーグもこの5号球で行われます。サッカーをしている小学生で、間も無く卒業を迎え中学以降もサッカーをするという人は、5号球を購入しておくといいでしょう。
サッカーボールの選び方
ここでは、サッカーボールの選び方について解説します。小学生の場合、以下で紹介する条件に合致した4号球を選ぶようにしましょう。
検定球かどうか
試合や練習で使用するサッカーボールを選ぶ際は、検定級かどうかをチェックしましょう。検定球とは、サッカー協会や連盟が定める規格を満たしているボールのことであり、検定球がついていれば、ボールの質が信用できるということになります。検定球には大きく分けて「JFA(日本サッカー協会)検定球」と「FIFA(国際サッカー連盟)検定球」があります。小学生が日本国内で使用するのであれば、基本的にはJFA検定球を購入するようにしましょう。
一方で、ボールの中にはレプリカボールもあります。こちらは、デザインこそ検定球と同じですが素材が異なるなど、違いがあるためプレーには適していません。
使用するグラウンドを考慮する
サッカーをする場合、土のグラウンドか芝のグラウンドかによって選ぶボールが変わります。
土のグラウンドの場合は、合成ゴムが使用されている土用のボールを購入するようにしましょう。土用のボールは衝撃に強く、固い土のグラウンドでも長く使うことができます。
一方で芝のグラウンドの場合は、天然ゴムが使用されている芝用のボールを購入するようにしましょう。芝用のボールは伸縮性があり跳ねやすいのが特徴で、芝での利用に適しています。
ちなみに、土用のボールを芝のグラウンドで、芝用のボールを土のグラウンドで使用すると、ボールが跳ねすぎる・跳ねないといった事態になるため、注意してください。
サッカーボールを使用するときは空気圧をチェック
サッカーボールを使用するときは、空気圧が基準を満たしているかどうかチェックしましょう。日本サッカー協会の競技規則によると、ボールの空気圧は「海面の高さの気圧で、0.6 ~ 1.1 気圧」と規定されています。そのため、ボールを購入する際には一緒に空気圧計や空気入れを購入しておき、練習前や試合の前は空気圧をチェックして必要に応じて空気を入れておくようにしましょう。ボールが固すぎる、柔らかすぎるとプレーにも影響が出てきてしまいます。
まとめ
今回は、サッカーを始めたばかりの小学生の保護者に向けて、サッカーボールの種類と選び方について解説しました。小学生の場合基本的には4号球を使用します。また、選ぶときはどのグラウンドで使用するか、検定マークはついているかどうかを確認するようにしてください。