サッカー豆知識
2021年4月27日
ゴールキーパーの役割、求められる素質とは? キーパーの決め方も解説
サッカーにおけるゴールキーパーとポジションの一つ。スローイン以外の場合でもペナルティーエリア内であれば、手でボールを扱うことが許される特殊なポジションであると言えます。アルファベットでGKと表記されることがあります。
この記事では、ゴールキーパーの役割から、キーパーに求められる素質、少年サッカーにおけるキーパーの決め方などについて解説します。
ゴールキーパーに興味のある選手やその保護者はぜひ参考にしてみてください。
<目次>
1.ゴールキーパーとは
2.ゴールキーパーに求められる素質・スキル
3.ゴールキーパーに必要な足元の技術
4.守備範囲の広さ
5.後方からのコーチング
6.少年サッカーにおけるゴールキーパーの決め方
7.まとめ
1.ゴールキーパーとは
ゴールキーパーとはサッカーの試合において、ピッチ上で手を使うことのできる唯一のポジションです。他のポジションとは求められる素質や役割が大きく異なります。また、ゴールキーパーのプレー1つで試合の勝敗を左右することもあるなど、チームに与える影響力は非常に大きいといえるでしょう。
2.ゴールキーパーに求められる素質・スキル
ゴールキーパーというと、失点しないためにゴールを守る人というイメージがあるかもしれません。しかし、近年のゴールキーパーは守備だけでなくさまざまな役割が求められており、必要な素質も多岐にわたります。ここでは、キーパーに求められる具体的な素質やスキルについて解説します。
3.ゴールキーパーに必要な足元の技術
近年のサッカーでは、ゴールキーパーが11人目のフィールプレーヤーとして、ビルドアップに加わるケースが珍しくありません。ゴールキーパーがゴール前を離れビルドアップに参加することで、数的優位な状況を作ることができ、チャンスにもつながるでしょう。
ビルドアップをする際には、正確なパスやトラップなど足元の技術が必要不可欠です。そのためゴールキーパーは、キーパー練習だけでなくフィールドプレーヤーに混ざってパスやトラップの練習することも大切です。
4.守備範囲の広さ
現代のサッカーでは、ディフェンスラインを高い位置にするケースがよくあり、ディフェンスラインとゴールキーパーの間には広大なスペースが存在します。相手はこのスペースを狙ってパスを狙ってくるため、必要に応じてゴールキーパーがカバーしなければいけません。そのため、ゴールキーパーはペナルティエリア内だけでなく、時にはエリアの外に出て守備を行うこともあります。守備において広い範囲をカバーできるかどうか、そのために瞬時に適切な判断ができるかどうかも、ゴールキーパーにとっては重要な素質だといえるでしょう。
5.後方からのコーチング
ゴールキーパーは、チームの中でも最も後方に位置するポジションであり、ピッチ全体を見渡すことができるため、後方から味方へのコーチングは欠かせません。守備時のマークやコースの切り方の指示を出すこともあれば、時には檄を飛ばして味方を奮起させることもあります。守備面はもちろん、精神的な面でもチームを支えることはゴールキーパーの重要な役割の1つです。そのため、大きな声を出せることはゴールキーパーをするうえでアドバンテージとなるでしょう。
少年サッカーにおけるゴールキーパーの決め方
少年サッカーでは、特定のゴールキーパーがなかなか決まらないというケースが少なくありません。ゴールキーパーを決める場合、最も大切にするべきなのは、選手本人の意思です。「ゴールキーパーをやりたい」「興味がある」といった選手がいれば優先してください。
一方で、ゴールキーパーをやりたい選手がいない場合、特定の選手に無理やりやらせないようにすることがコツです。そのような場合は、全員が順番に務めるなど工夫する必要があります。
7.まとめ
今回は、ゴールキーパーの概要から、ゴールキーパーに求められる素質やスキルなどについて解説しました。ゴールキーパーはチームに1つしかない特殊なポジションです。守備はもちろん攻撃や精神面などチームに与える影響は非常に大きいと言えます。これからゴールキーパーにチャレンジしようとしている選手は、ぜひ今回の内容を参考に取り組んでみてください。