こころ
2011年4月29日
【編集部特選】コミュニケーション力を高めよう!‐Part2
新年度がはじまって、もうすぐ1カ月。新生活や新しいチームにも少しずつ慣れ、選手たちも、お父さん、お母さん、そして指導者のみなさんの"モチベーション"もどんどん上昇している頃だと思います!
そこで編集部では、頑張る気持ちをもっともっと応援していこうと、『コミュニケーション』についての復習をしてみました。サッカーの場面だけではなく、仕事や日常生活での役立つ『こころ』の意識改革を、一緒におさらいしてみましょう!
■子どもはいろいろなところを"よく見ている"
サッカー選手などに話を聞くと「お兄ちゃんがサッカーをしていて、楽しそうだったから(サッカーを)はじめました」という言葉をよく耳にします。子ども(選手)は、家族や友だちなど、自分の周りにいる"人間"のことをよく見ています。身近にいる人の楽しそうな姿に影響され、自分も行ってみる。同様に、ネガティブな意識も、うつってしまうこともあります。お父さんやお母さんが試合で「なんでミスしたの?」と強い口調で伝えてしまうと、今度は、子どもが仲間(友だち)に「なんでミスしたんだよ!」と、マイナスの連鎖を生み出してしまうのです。お父さんやお母さん、そして指導者が一生懸命な姿は、子どもたちに伝わります。それが自分のためだと、小さいながらも感じているからでしょう。日常生活でも同じように、子どもたちは、いろいろなところを"よく見ている"ので、子どもにとってもプラスになるような働きかけを意識してみましょう。
■"ほめること"は最良のクスリ!
毎日の生活の中でも、誰かから"ほめられる"という行為は、うれしい気持ちを生み出しますよね。編集部でも「あの記事すごくよかったよ!」「このインタビュー面白かったね」と声をかけられると「よし、次も頑張ろう!!」という前向きな心が生まれます。サッカーでも同じです。試合や練習の中で、子ども(選手)のいいところはたくさん見つかります。それを伝えることで、子どもの気持ちはポジティブ変換していきます。例えばミスをしてしまったあとに、「シュートは外しちゃったけど、ドリブルはすごくよかったよ」など、ほめる言葉を伝えれば、発信した方も、いいところをどんどん見つけるような見方に変わり、プラスの意識が自然と生まれてくるのです。