こころ
2011年4月30日
ブラインドサッカーに学ぼう!「信頼」「声」「勇気」の大切さ
●ルール●
B1クラスは音の出るボールを使用し、フットサル(5人制のミニサッカー)を基にルールが考案されています。特徴は、フェンスを利用したサイドラインと「コーラー」と呼ばれる声を出して選手をガイドする役割の存在(※GK、コーチ(監督)、コーラーは目が見える人が務めます)。そして、選手たちは、(衝突や接触の危険性が高くなるので)ボールを取りに行くときに「ボイ!」と声をかけています。B1は目隠しをすれば誰でもプレーできる魅力があり、障がい者スポーツというよりも、ユニバーサルスポーツという特色を持っています。
●魅力●
日本ブラインドサッカー協会・松崎英吾事務局長にお話を伺うと「選手たちが口にするのは自由を感じられるところだと話していますね。ピッチ上では、自由に考えて動けることは大事な価値観です。また、視覚が奪われているのでチームワーク(信頼関係)やコミュニケーションも強く求められます。味方の位置やどんなプレーを行っているのかは、チームメイトの声や、練習によって築き上げた共通の認識から把握できるものなので、深めなくてはならない"絆"が数多く存在します。また観戦者からすると、(目が見えないのに)どうしてフェイントができるの? どうやってコントロールしているの? と感じることも、ブラインドサッカーの面白さやすごいなと感じてもらえるところだと思います」
※ 目隠しをして運動を行う場合は、十分に安全確認を行ってください。
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取材協力・写真提供/『日本ブラインドサッカー協会(PC)』『スポ育プロジェクト(PC)』
取材・文/サカイク編集部