こころ
2015年5月 4日
あなたの「言い過ぎたかも」を無くす!5つの怒らない技術
「早くしなさい!」「どうして片付けができないの!!」とつい子どもを怒ってしまうことが多いですよね。そして“また怒っちゃった”と自己嫌悪になることも。そんな子育て中の“つい怒ってしまう”を回避する方法を、『ハピニコマスター★ヨンヨンの7日間イラオコダイエット』の著者であり、サッカー少年を息子に持つ嶋津良智さんに教えていただきました。今日から実践して、ハッピーな子育てをしませんか?(取材・文 前田陽子)
■怒りはコントロールできる!
「喜怒哀楽とあるように、怒りは大切な感情のひとつ。怒りという感情に良い・悪いはなく、怒りたいときには怒ってかまいません。でも怒りの表し方に良い・悪いがあります。」と嶋津さん。怒りの8割は自己満足でなくてもいいもの、つまり不要なものです。自分のイライラや怒りの原因を理解すれば、その感情をコントロールできるようになり、つい怒ってしまうが軽減できるはず。そんなの無理と言われそうですが、怒りをコントロールする方法は思ったより簡単です。
つい怒ってしまいそうなイライラを感じたら、まずは、間を置きます。心理学上は6秒間、間を置くといいそうです。イライラの原因のほとんどは感情なので、出来事の受け取り方を感情系から思考系に移すだけで、つい怒ることをグンと減らすことができます。
その方法のひとつが"ストップシンキング"、思考を止めるという技術です。イライラを感じたら、1・2・3と数を数えます。とても単純なことですが、6つ数えるうちに不思議とイライラを感じなくなるので、まずは試してみてください。また、イライラにレベルを付けるのもお勧めです。イライラを感じたら「このイライラはレベルいくつだろう?」と考えます。「3くらいかな」となれば「3だったら大したことはないな」と怒りをやり過ごすことができるようになります。
また、嶋津さんがお母さんたちにおすすめという方法が"タイムアウト"という手法。その場を離れるということです。
「イライラしたら用事がなくても台所へ向かいます。そして冷蔵庫を開けて、頭を突っ込みます。そして扉を閉めて子どもの元へ戻るだけ。それだけのことですが、イライラという感情が消え、子どもと向き合えるようになります」
要するに間を置くこと。冷蔵庫を開けて頭を冷やすもよし、トイレで用を足して冷静になるのもよし。イライラを感じたら、感情的になる前に間を置くことが何よりも大切です。どの方法でも良いので、まずはトライしてみてください。そして何度も続けてみてください。サッカーの練習と同じで、身に付けるためには反復練習が必要です。
怒りをコントロールすると同時に、怒りの原因も探ります。つい怒ってしまったとき、いつ、どこで、どんなときに、どのくらい怒ったのか、を書き出しておきます。この手法をアンガーログと言いますが、そうすることで自分の怒りの傾向がわかり、イライラを減らしていくことができます。たとえば、子どもが長時間ゲームに夢中になっているときについ怒ってしまうのであれば、「今から30分間」とゲームの時間を子どもと一緒に決めればいいのです。怒りの原因がわかると、その対処法を用意しておくことができます。怒りは条件反射のように出来事に瞬時に反応してしまうので、事前に対処法を準備しておくことがとても大切です。
サッカー少年の子育てに役立つ最新記事が届く!サカイクメルマガに登録しよう!