快く取材に応じてくれた嶋津良智さんは、小学４年生のサッカー少年の父親でもある

 

■ストップシンキング、タイムアウトの他にも！島津さんおすすめの怒らないスキル

・ポジティブフォーカス

子どものいいところに目を向けるスキルです。イライラしたときに子どものいいところを思い出します。このスキルで重要な点は、子どものいいところを準備しておくこと。イライラしたときに「この子のいいところは？」と考えても瞬時には思い出せません。「歯磨きの約束が守れた」「朝、自分で起きることができた」「前の日のうちに学校の支度ができた」など、子どもができるようになってうれしかったことを常に考えておきましょう。

 

・アクトカーム

怒らないと決めるスキルです。まずは１日、何があっても怒らないと決め、実践します。怒りたくなってもガマン。そうすることで、子どもたちに怒らずに思いを伝えることができるようになってきます。１日怒らずに過ごせたら、翌日も。そうすることで怒らないことのメリットが実感できます。

 

・コーピングマントラ

魔法の呪文を持つスキル。怒ってしまったときや、落ち込んでしまったときに自分を勇気づけたり、納得させたりすることができる言葉＝コーピングマントラを用意しておき、つぶやきます。状況に応じていくつかパターンを準備すると便利です。嶋津さんのおすすめは「きっと何か理由があるはずだ」。大人も子どもも行動の裏には必ず理由があります。その理由を探ることで、怒鳴ることはなくなるはず。また、嶋津さんが息子さんに実践するコーピングマントラは「こいつはできるヤツだ！」だそう。ときに親子喧嘩もするし、子どもの態度が頭に来ることもあるそうですが、そういうときはこの言葉を唱えます。すると、子どもの良い点が思い出され、イライラも払しょくされるそうです。

 

なぜ「早くしなさい」と言っても子どもの行動は早くならないのか＞＞

 

ハピニコマスター☆ヨンヨン／嶋津良智（しまづ よしのり）

毎日の育児のイラオコで悩む日本中のママたちのために立ち上がったハピニコマスター。その正体は、国内、海外で講演・企業研修・コンサルティングをおこない、メディアにも多数出演する怒らない技術の大家、嶋津良智。累計90万部のベストセラー『怒らない技術』『子どもが変わる 怒らない子育て』（ともにフォレスト出版）をはじめ、著書多数。多くの人々に、分かりやすく感情のコントロール方法を教え、不要なイラオコから救っている。

 

 

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