こころ
2015年8月13日
あなたが怒るのはどんなとき?その認識が子どもの成長を助ける
■笑顔を保つことで怒りをコントロール
社会心理学に自己知覚理論というのもがあります。たとえば、電気刺激を与えたときに、Aさんにはすごく痛がってもらい、Bさんには痛みがなかったように笑顔でいてもらいます。そうするとAさんは痛みに対して弱くなり、Bさんは痛みに対するガマンができるようになってきます。心頭滅却すれば火もまた涼し、これはまさに自己知覚理論です。
怒りの感情が出たときに、怒り顔をせずに少し微笑んでいるような表情でいることを心がけましょう。表情や言い方を訓練していくと、怒りに対しての耐性が上がってきて、怒りそのものをコントロールできるようになります。サッカーの場面だけでなく、日々の生活の中でも子どもに対してイライラ、怒りたくなるときは多々あります。そんなときでも、ニコニコすることを心がけると、子どものちょっとしたミスに目くじらを立てることが減ります。すなわち怒りをコントロールできるようになるということ。周囲から見ても心が広く、いつも穏やかな親御さんという印象を与えられるので、ニコニコする練習を行うのもお勧めです。