こころ
2017年4月14日
「まさか!」グラウンドで子どもが命を落とすことがないように ~大人が知っておくべきこと 熱中症~
■普段の様子を理解していることで、異常を早期発見できる
親やコーチは医者ではありませんから、診断はできません。ですから判断の基準となるのは、普段の様子と違うかどうかという点になります。「いつもなら最後までボールを追うのに、今日は途中であきらめた」「いつもはこのギャグで笑うのに笑わなかった」など、ジャッジの基準はなんでもいいのでわが子の変化を見逃さないでください。
村田さんは、とにかくいつもと何か違うなと思ったら、何かあったのか、どこか具合が悪いのではないかと疑ってみることが大切だといいます。
いつもと違うなと思ったら「大丈夫?」ではなく「どうしたの?」と声かけをしてください。そうすることでお子さんは自分から症状を話してくれるはずです。症状は多岐にわたるので、これが熱中症、これが頭部外傷という見本のようなものはありません。ですから、現場ではママ友との話に熱中せず、子どもの様子に注目してください。
ケガの瞬間を見ることはとても大事なことです。どんな風にぶつかったのか、頭から落ちたのか、手から落ちたのか。手から落ちて頭をぶつけたのであれば、手のケガだけかもしれないですし、頭から落ちたのであればもっとシリアスなことかもしれません。
何もしていないのに急に倒れたのであれば、急いで救急車を呼んだほうが良いでしょう。ケガの瞬間をどれだけ多くの目で見れたかはとても重要です。グラウンドでは親同士のおしゃべりはほどほどに、子どもたちの様子を見守りましょう。
スポーツペアレンツジャパン/
Players First の精神を第一に、子どもたちにとって安心で安全なスポーツ環境 と健全な家庭環境 を願う保護者『Sports Parents= スポーツペアレンツ』のための正しい情報提供機関を目指して活動している団体です。
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