テクニック
2011年3月10日
【第12回】森崎ツインズ(サンフレッチェ広島)のワンポイントサッカー講座 「遊び感覚」で上達できるトラップ練習編
現在、サンフレッチェ広島で双子のプレーヤーとして活躍中の森崎浩司選手と森崎和幸選手。この森崎ツインズが小学生プレーヤーのためにサッカー上達のヒントを伝授するコーナー。今回も和幸選手の「トラップ」講座・実践練習メニューです。
■遊び感覚でマスターしよう!!
これは、父が僕たちが子どものときにアドバイスしてくれた練習法です。これも2人1組で行う練習です。まず、直径1m程度の円を描きます(最初は自分ができる円の大きさでOK)。その中に自分が立ち、パートナーに円の中にパスを出してもらう。このとき、円の中を出ずにボールをコントロールして、再び相手に蹴り返すことを意識しましょう。その円から出ることなく、コントロールするには、正確なトラップの技術が必要になります。
2つの円を描き、お互いがその中に立って、パス交換をすることで、トラップだけでなく、パスの練習にもなると思います。僕たちもそうでしたが、この練習は、実際のトレーニングというよりも、友達などと「遊びやゲーム感覚」で行うと、楽しみながら上達できますよ。
おまけとしてもう一つ、僕たちがリハビリなどで取り入れるトレーニングなのですが、トラップの上達に役立つと思うので紹介します。 自分の前に、等間隔にコーン(目印)を置きます。自分はコーンを左右均等に見て中央に立ちます。コーチでもチームメートでもいいので、その反対側から、コーンの間を通すようにボールを蹴ってもらう。それを右足ならば、右に蹴りだし、コーンの外側からパスを返します。そして、また中央に戻り、パスを受けたら、今度は左足で左側に蹴り出し、コーンの左外を通してコーチに返す。この練習を繰り返すことで、左右両足でうまくボールコントロールができるようになると思いますよ。
森崎浩司選手(左)&森崎和幸選手(右)//
ともに2000年にサンフレッチェ広島へ加入した双子のMF。双子ならではの抜群のコンビネーションでサンフレッチェの中盤をコントロール。高度な技術と知性で、攻守に渡ってチームに貢献している。
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